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私は現在、国道を走る車の助手席にいる。
蓮「あーまた赤。」
そう。自腹なんてキツすぎる私は渋々目黒の車へと足を踏み入れた。
別にプライドがないわけじゃないから。
隣ではまだものの2分と経ってもないのにもうやる気の見えない目黒。
ちらり、その横顔を窺ってから改めてお礼を述べてみる。
『目黒さん、昨日は本当にありがとうございました』
蓮「いえいえ」
目を細める仕草は昔から変わらない。
それはほんとうにうれしい時の表情。
蓮「康二くんってさ」
『はい？』
脈絡のない会話に思わず窓の外から目黒へと視線をずらす。
それに反応するように流し目でこちらを確認した目黒に首をかしげる。
蓮「どう思う？」
『また唐突ですね。ってか前もそんなこと言ってましたよね』
蓮「質問に答えて」
命令、か…。
私はえーっと、と頭に向井さんを思い描いた。
『優しいですよ、うん。すごく優しい』
蓮「へぇ」
『あと気遣いせずに付き合えるし、紳士的です』
蓮「…」
『将来結婚するならあんな人が良いんじゃないかなーって思います』
そう言って、自分で納得する。
今度また話したいな。
そこで目黒の不機嫌そうな声が聞こえた。
蓮「すっごい好きみたいに聞こえるんだけど」
『はい、先輩としてすっごい好きですよ？』
蓮「俺が言ってんのは男としてって意味」
ちょ、本気で目黒不機嫌になってる。
厄介以外の何者でもない。
私は人知れず冷や汗をかきながら目黒の表情を窺った。
怖い怖い。怖い！！！！！！！
どす黒い不機嫌オーラを隣で撒き散らしながら心なしか荒い運転をしだす目黒。
な、今もう赤信号に代わるとこだっただろ！
警察のくせに安全運転無視か！
『や、あの、今赤信号…』
蓮「だからなに
えと、そう言われちゃうと…
『なんでもないです…』
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そらね(プロフ) - この作品の番外編のパスワード教えて欲しいです (4月2日 17時) (
レス) id: cf6d888cb7 (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 大野桜さん» 主さんじゃなくてすみません！魔法のiらんどっていう小説のサイトの椿ハナ先生です! (1月26日 22時) (レス) id: 02fb374d70 (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - オマージュってことは、原作があるんですよね…？めめさんに置き換えて更新してくださる大谷さん作品を心待ちにする間に、原作さんの他作品が読みたくなりました…！ぜひ、元ネタ知りたいです🙏最後に、ご体調お気をつけて、無理ない範囲で更新をお待ちしてます！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！最新話にコメント欄がなかったので、こちらから失礼します🙏ネタバレしない程度に、、毎度強引なめめさんにキュン超えてギュンギュンしてます♡ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - こんばんは。いつも更新をとても楽しみにしています！続きも気になってしょうがないです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2020年5月3日 2時) (レス) id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷
| 作成日時：2019年10月4日 15時
