＊君が好きで仕方がなくて＊

◆9 ページ20

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＊



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桜公園の入り口付近の時計台の下。


まだまだ寒い風も吹く中，


私は凌を待った。



・



・



ぼんやりと空を眺めていたら


聞き覚えのある声が聞こえてきた。



・



「糾斐！ごめんね，待った？」

焦りきった顔を見せながら遠くから叫ぶ。


・



私は軽く首を振り

「ううん，さっき来たばっかりだよ」


・


「ん、そう…？良かったぁ…





糾斐。」


・


急に名前を呼ばれた私は，



とっさに後ろに振り返る。



・




ギュ



・




不意に抱き締められ，


身動きが取れない。




２人の鼓動はお互いに聞こえ，


それによって尚更鼓動は早まる。






・






「糾斐，好きだ



付き合ってくれないかな」



・






無意識に私の目からは涙が伝った。



嬉しくて，



夢の様で。





・






凌はそっと指で涙を拭ってくれ，



優し気な笑顔を見せてくれた。





・




「凌，私もずっと前から




大好きだったよ…っ」





・




お互いの愛を知った２人は



顔を見合わせ



無邪気に笑い合った。






・



〜凌・糾斐end〜

▲1→←◆8

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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