強化合宿。 ページ9
塩野「えーっと、皆も噂とかで知っているかもだけど、近々、『強化合宿』を行いたいと思います!」
ざわつく部室。心の中で舌打ち。
須藤「周りがうるせぇからってその顔やめろ。般若みたいだぞ。」
流石、幼馴染だな。
先輩「はーい、静かに!塩野先輩の話を聞きましょうね!」
えーと、誰だっけあの先輩、、分かんないや。
塩野「この合宿ではかるたをより強くするために行うもので、自由参加です。」
ふむ、つまり行かなくてもいいってわけか。←
塩野「で、1泊2日の合宿になっており、寝泊まりは校長の許可を得たため、学校でします!」
おぉ、絶対学校探検する奴いるよ。
塩野「だけど、学校の敷地内で遊んだりはせず、速やかに就寝するように!」
何か、修学旅行みたいだな。
塩野「これで説明は終わりです。髪を配りますからそっちを詳しくは見てください。」
先輩「質問等ありますかー?」
すると、ある男子部員が手を挙げた。
「部屋って男女混合ですかー?」
あ、なるほどそういうタイプね。かるたに専念しろや。
先輩「はい。何か問題を起こした場合は退学処分となりますのでご注意ください。」
にこやかにスゲーこと言ったなあの先輩。男子部員もビビってんぞ。
塩野「今日はこれで終わりです。たまには早く帰りましょう!」
めっちゃ元気になりますやん、部長なのに。
片づけをしていると須藤が声をかけた。
須藤「お前、強化合宿行くか?」
A「んー、どうしよっかなぁって感じ。」
別にどっちでもいいんだよね〜。
塩野「あ、志野さんは強制参加で!」
何でだよ、こっちにも自由くれや。
須藤「はいドンマーイ。」
A「よーし、次須藤君と当たった時は手加減なしでやってやろうっと!」
須藤「スンマセン。」A「よろしい。」
とか言い合ったりしながら私たちは一緒に帰った。
家に帰ってお母さんに見せる。これには親のサインが必要らしいからな。(一応)
母「須藤君は来るの?じゃあ大丈夫ね、、はい、どうぞ。」
そう、お母さんは須藤のことを気に入っている、というか信頼しきっているのだ。
アイツ、お母さんにはいい顔してやがるからな。
まぁ、だからこそ行けるわけだが。
その書いてもらった紙をもらうなり、自室へ。
テキトーに鞄を置いて、布団にぶっ倒れる。
すると、枕元に置いてあるスマホが鳴った。
、、、なるほど、面倒だな。
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作者名:幸せを(ゝω・´★) | 作成日時:2020年2月11日 13時