須藤と零との夏祭り ２ ページ7
まぁ、そんな話は置いておいてだな、まずは前で争っているこの二人をどうにかしなければ、、
A「言い合ってても決まらないんだから、じゃんけんで決めなさい！」
そして、大人しく二人はじゃんけんをし、結果、須藤が勝った。
須藤「じゃ、デート楽しんでくるわ〜。お先に〜。」
はぁ、確かに相手を煽れって教えたのは私だけど、だからって今煽る必要ないだろ！？
ほら！明らかに零君が怒っちゃってるって！
手か何しれっと恋人繋ぎしちゃってんだ！？お前そんな奴だっけ？
その手は別れるまで離れることはなかった、
A「おっ！懐かしーな、金魚すくいじゃん！」
須藤「あぁ、お前が昔に金魚一匹残らず捕っちまって出禁になったヤツか。」
あれは、、加減が分からなかったんだよ。子供の頃だからさぁ。
A「、、あ、あれ食べたい！須藤買って！」
須藤「あれって、、綿あめか？あれ、前に超べたべたになって大変だったよなー。」
と言いながらもスッと財布を出してくれる。やったぜ。←
A「よし、須藤も半分やるわ！私はこっち側食べるし。」
と言い、綿あめを食べ進めていった。
須藤「、、お前さ、少しは気にすれば？、、口元綿あめついてんぞ。」
A「へ？どっち？？」
と聞いているのに返事してくれない須藤。多分、付いたままにしといた方が面白いから言ってくれないんだろう。この野郎。
とか思ってたら、突然手が伸びてきて、口の左側にあった綿あめをそっと取って自分で食べた。
A「おまっ、何して、、！」
くそう、いつの間にこんなに成長しやがったんだ、コイツは、、！
須藤「ん？顔が赤くなってるのは気のせいかな〜？」
いや、前言撤回。ガキみたいにからかってきやがったわ。
A「何でもねーわ。お、ンじゃ次あれしよ！」
須藤「ハイハイ。俺いつの間にお前の財布になったのかなー？」
A「、、払ってくれるから？」須藤「お前も出せ。」A「嫌だ。」
すると、須藤はため息を一つつきながらも私のしたいことをさせてくれた。
そして、須藤との祭りが最後に差し掛かってきて、私たちはぶらぶらと歩いていた。
しかし、思い出したことがある。
A「おみくじ！おみくじ買ってないじゃん！」
須藤「あー、確かにそうだな。今から行くか、、流石にそれはお前が出せよ？」
A「そりゃ勿論！」
須藤「そうか。じゃ、行くぞ。」
と言い、私の手を引いてくれる須藤は少しカッコいい。
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作者名：幸せを(ゝω・´★) | 作成日時：2020年2月11日 13時
