推しアイドルとわたし！？ (ページ2)

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推しアイドルに翻弄される！？ページ2

慶君から電話がかかってきて、撮影が終わったからこっちに来い。帰るぞ。ということなので、スタジオにきた。
慶「毎度ありがとな、Aの世話をしてくれて。」
「慶君世話って何、世話って！」
槇「いや、こっちもこいつといたら何だかんだ楽しいからな。じゃあオレは帰る。またな。」
「うん、付き合ってくれてありがとー！」
慶「あぁ。またな、槇。」

ーーー
ーー
ー
「はーっ、やっと終わったー。もう頭が限界～。」
槇「これで社会は大丈夫だ。よく頑張ったな、A。」
「だって、慶君と槇君と同じ大学に行きたいし。」
慶「理科はあと少しだからまた明日やろうな。」
「えぇー。もう無理だって。頭がパンク寸前！」
駄々をこねながら今しているのは、定期テストの勉強。しかも、このテストが悪いと留年になってしまうという、超大事なテストです。
二人のカッコイイお兄ちゃんたちに見てもらってます。
だからか、いつもよりは頑張れるけど、、、
槇「ここは今は○○県のとこで、、、」
集中力が切れてきて、ぼーっと槇君の顔を見ていると、大丈夫か？って言ってくれて、うん、って答えようとしたら、頭がくらくらしてきて、、、

目を開けると、自分の部屋の点状が見えた。
？「起きたか。大丈夫か？A。」
「槇君！」
槇君によると、頭の使い過ぎで知恵熱を出してしまったとのことだった。慶君は仕事だが、槇君はないので、看病に残ってくれたんだって。
槇「何か食える？」
「うん。」
槇「んじゃ、おかゆでも作ってくる。安静にしとけよ。」
「はーい。」

数分後
美味しそうなおかゆを持って戻ってきた。
思わずお腹が鳴ってしまい、恥ずかしかった。
すると、槇君がおかゆをふー、ふー、としてくれて、あー、、、
、、、あー？
きょとんとしていると、
槇「食べさせてあげようと思って。」
と少し照れくさそうに言った。
せっかくだから、お願いしようかな、というと、
槇「分かった。はい、あーん。」
可愛すぎてたまらなかったが、何とかそれを抑え、食べる。
それは、空腹のせいか、槇君に食べさせたもらったおかげか、今までで食べたどの料理よりも、おいしかった。
槇「顔真っ赤だけど、大丈夫か？」
と、ニヤニヤ顔で言われた。
「、、、からかわないでよ。」
むすっとして、そう答えると、アハハ、と笑ってごめんといった。
槇「Aさ、かわいくって、ホントの妹みてーだよ。」
そう無邪気に笑う槇君。
しかし、私はおこがましくも、その言葉に胸がズキンと痛んだ。