彼女は僕のことがキライ-V‐ (ページ7)

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7.You ページ7

しばらく準備をしていると。

「すみません、会場の中の準備が間に合わなくて、何人かお借りできませんか？」

スタッフがやってきた。

え、中？？

行きたいっ！！

「はい、行きます」

思わず立候補していた(笑)。

「ありがとうございます、じゃ、こっちです」

やった、暑いのから脱出～(笑)。

私は足取り軽く、会場内へ入った。

中は、会場の準備の真っ最中。

サキはどこにいるかわからない。

「席の番号を確認してもらってもいいですか」

手分けして、確認作業。

と、その時。

「お疲れ様です～」

私のすぐ横の扉からメンバーが現れた。

うわ・・驚いた。

「ごめんよ、まだリハーサル出来る感じじゃないんだ」

「いえ、あとどれくらいですか？」

「うーん・・１時間はかからないと思うけど」

「わかりました、よろしくお願いします」

そう言って、メンバーが戻ろうとした時。

準備中のスタッフが機材に体が当たった。

「うわっ」

次の瞬間、メンバーの方へ機材がゆっくりと倒れていくのが見えた。

嘘っ！！

「逃げて！！！」

何でか、理由はわからないけど、

その時、私は、そう叫んで、メンバーを突き飛ばしていた。

どうして、こんなことをしたんだろう・・。

目の前に、大きな機材が倒れてきた。

やだよ・・このまま死ぬのは。