彼女は僕のことがキライ-V‐ (ページ35)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:91,916 hit

35.テヒョンページ35

会場中を探して。

やっと見つけたのは、ステージの横だった。

なんでこんな所にいるんだよ。

一瞬そう思ったけど、とにかく無事なのが分かったから、ホッとした。

だけど、Aちゃんは知らない新人くんたちと楽しそうに話してて。

悔しくて気が付いたらAちゃんを抱き締めていたんだ。

驚くAちゃん。

いや、俺も驚いたけどね。

何をやってるんだ。

しかも、新人くんたちに嫉妬するなんて。

「Ｖさん？」

そりゃそうだ。

抱き付く理由なんかないのに。

俺はすぐに離れた。

「ごめん。心配したよ？無事で良かった」

「あ・・・ごめん・・なさい・・」

途端に、しゅん、となるAちゃん。

どうやらはぐれて迷ってしまったらしい。

「怒ってないよ？心配だっただけだから」

「はい、すみませんでした・・」

Aちゃんに謝られると、恐縮する。

調子、狂うんだけど。