彼女は僕のことがキライ-V‐ (ページ4)

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4.You ページ4

「A～、握手会どうだった？」

友達のサキがやってきた。

「は、どうだったじゃないよ、最低」

「え～・・やっぱり？テテはそうなんだ～」

「もう、行かないから」

「まぁ、まぁ、そんなこと、言わないでさ。

今度、コンサートがあってね・・」

「行かないよ？」

「話を最後まで、聞く～」

「嫌だ、もう関わりたくない。私、ウジンくん見て一日過ごしたいんだもん」

「え、誰？」

「ウジンくん、今度デビューするの」

「知らんし。・・・あ、でね・・」

「でね、じゃないよ。他の人当たってよ」

「いや、だから～・・コンサートスタッフのアルバイト、しない？」

「は？」

「バンタンのコンサートの日、アルバイト見つけたんだ」

「え・・めっちゃ嫌だ」

「お願い～A～・・他に付き合ってくれる子いないんだ」

「でしょうね、私も嫌だよ」

「ファンの子誘えばいいじゃん」

「ダメ、ファンはライバルだから」

「あっそ」

「お願い」

「嫌だ」

「・・・もしかして、その何とかって子と知り合えるチャンスがあるかもよ？」

「えっ！？」

「だって、韓国の芸能界って狭いって知ってる？可能性はあるよ」

「やばい・・めちゃくちゃ行きたくなってきた」

「じゃ、決まり」

バンタンには関わらないって決めたのに、

ウジンくんと繋がるかもしれないと思ったら、

行きたくなるなんて。

ダメ過ぎる、私。