彼女は僕のことがキライ-V‐ (ページ24)

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24.You ページ24

お店へ到着。

中へ入ると、既にメンバーが揃っていた。

「やっほ～＾＾Aちゃん」

「げっ・・」

あからさまに嫌な顔をすると、

「テヒョナを見てこんなに嫌な顔する子もめずらしいね(笑)」

ニコニコ可愛いムチムチした、確かジミンさん。

「ここ、どうぞ」

そう言って席を空けてくれたのは、一番年上のジンさん。

ほら、私凄いでしょ。名前覚えてきたんだよ(笑)。

なのに、サキったら、ウジンくんたちのことは全くだもんね。

いいもん、今さら教えてあげないから。

なんて、ちょっと実は怒ってます、私(笑)。

そのサキは、生メンバー見て、オドオドしてる。

「あの、ジンさん・・お願いがあるんですけど」

「何？」

「サキ、ジョングクペンなんです。今日居ないから、格別に他のメンバーで優しくしてあげてほしいんです」

「Aちゃんはいいの？」

「私？私は全然いいですよ＾＾だってペンじゃないし(笑)」

そこまで言って、ハッとする。

ペンじゃないなんて、失礼だったよね。

「あ、あの、ジンさん・・」

「面と向かって言われたの、初めて(笑)。君、凄いね(笑)」

そう言って笑ってくれたけど。

「ごめんなさい、失礼でした、本当に」

「いいよ、いいよ。つい言っちゃったんでしょ(笑)。お友達のことは、任せて＾＾」

わぁ・・ジンさんっていい人だ～・・。

「では、Aさんのケガの回復と、再会を記念して、乾杯＾＾」

スタッフさんの掛け声で、食事会が始まった。

始め、ジンさんではない隣にはスタッフさんが座っていたのに、いつの間にか、またあいつが座ってる。

「ねーねーAちゃん、どうしてそんなに僕には冷たいの～？」

なんだ、こいつ、もう酔っぱらってるの？

「テヒョナ、さっそく酔っぱらってるね(笑)」

「ジンさん・・困ります、私・・」

「うんうん、僕が見てるから、安心して＾＾」

そうは言うけれど。

どっか行ってくれないかな。

部屋の奥の方では、サキがお姫様の様にちやほやされてる(笑)。

本人もまんざらではない感じ。

良かった、機嫌直って。

「足、ちゃんと直って良かったよ。僕らのこと、嫌わないでね」

「いえいえ！こちらこそ、韓国へ招待してくださって、ありがとうございます」

「実はね、せっかく来たんだから、色々楽しんでもらおうと思って」

そう言うとジンさんは私にチケットを差し出した。