彼女は僕のことがキライ-V‐ (ページ17)

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17.You ページ17

スタッフさんは、私達を滞在中泊まるホテルへ連れて行ってくれた。

凄く高そうな、ホテル。

私が見ても、高そうってわかる。

「こんな良いホテルに泊まっていいのかな・・」

「Aさんは気にしなくていいんですよ(笑)」

「いや、でも・・」

「沢山楽しんでもらいたいので。あ、荷物を運んだら、ご飯食べに行きましょう＾＾」

スタッフさん、話をどんどん進めてくけど。

だんだん申し訳なくなってきた。

こんなに至れり尽くせりで、いいのかな。

「Aさんのそういう所を、私達も信用してるんです。だから、申し訳ないなんて言わないでくださいね」

はぁ・・・完全に私が思ってること、バレてる。

隣でＶもニヤニヤしてるし。

だからホント、私見て笑うのやめて欲しい。

「そうですね、分かりました。せっかくだからもう楽しむことにします」

あれこれ考えるのはやめて、楽しもう。

こんな機会はそうあるものじゃないから。