彼女は僕のことがキライ-V‐ (ページ15)

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15.You ページ15

それから、あっという間に夏休み。

私達は今、仁川空港にいます。

「はぁ～・・ウジンくんと同じ国・・」

私は深呼吸をする。

「え、誰？」

相変わらずサキは冷たいな。

自分の話はすごくするのに、私の話は聞いてくれない。

それどころか、私の好きな子の話なんて、スルーだよ、スルー。

しかも知らないとか平気で言う。

まぁね、私もバンタンとか興味ないから同じだけど？

でもね、少しは知ってるよ？

ちょっとは興味持てよ、と睨んでみる。

「は、何？」

恐っ・・サキは怒らせると怖いから、そっとしておこう。

いいもん。私は一人でこの幸せを感じてるよ(笑)。

あれからウジンくんはデビューが決まって、もっと遠くの人になった。

てか、最初から遠い人だけれども(笑)。

何しろ初めての韓国だからね。

まずは、お迎え探さないといけない。