彼女は僕のことがキライ-V‐ (ページ11)

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11.テヒョンページ11

コンサートスタッフさんに、危ない所をメンバーが助けられた。

機材が倒れて来たのを、咄嗟に気づいて突き飛ばしてくれた。

幸い、僕らはケガはなかったけど。

そのスタッフの女の子が足を怪我してしまったんだ。

思わずお姫様抱っこしちゃったんだけど。

軽くてびっくりした。

ふわふわしてて、やわらかくて。

いい匂いもして。

やっぱり女の子は好き。

だけど、その子は僕に素っ気無い。

その仕草がまた面白くて、可愛くて。

ちょっと嵌ってしまった。

俺ってＭっ気あったっけ(笑)。

その子になじられるとなんだろう、胸がざわざわする。

もっと弄りたくなる。

追えば追うほど逃げるとかって(笑)。

優しくしても、可愛い子ぶっても、全然効かないの。

断然興味が沸いた。

名前も教えてくれないなんて、君は一体どんな子なんだろう。

明日スタッフに連絡先を強引に聞き出さなくちゃ。