００７. ページ8
Aside
イクス「聞いてくれっ、僕の話を聞いてくれっ！」
ユン「ちょっと、もう！何で泥だらけだよ」
ユンはイクスを足で遠ざけた。
イクス「皆が幸せであるといいなって天に祈りを捧げてたら滑って転んじゃって‥‥」
ユン「めんどくさ！あんた天に見離されたんだよ」
イクス「ガーンッ！」
A「落ち着いて‥‥」
イクスはヨナ姫に気づき、話しかけた。
ちなみに、この赤髪の女の子は、
高華国のお姫様＿＿＿＿ヨナ姫だということをついさっき、イクスに教えてもらった。
イクス「目を覚まされたんですね！！
良かった〜〜」
そう言って、イクスが自己紹介をする。
イクス「ほらっ、Aちゃんも」
そして、私も自己紹介をするよう言った。
A「初めまして、私はA。色々あって、ユンとイクスとここで暮らしているの」
ヨナ「私は‥‥(名乗るのはいけない‥‥かしら)」
ヨナ姫は何かを迷っているようだった。
すると、急に涙を流したイクス。
イクス「ほん‥とに‥‥つからったですね‥‥」
ヨナ「‥‥‥や、私は何も‥‥崖はハクがかばってくれたので」
イクス「いえ、よく旅立ちの決心をされた」
あれ？それを喋ったら‥‥
ヨナ「‥‥‥‥‥ん？」
イクス「ましてや、ヨナ姫ともあろう方が‥‥ご立派です。」
ヨナ「‥‥‥‥ちょっと、なぜ私の事を知ってるの‥‥？」
イクス「それは、神様のお告げで‥‥‥」
A「イクス‥‥」
そんな簡単に喋ったら駄目よ‥‥。
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作者名：青空丸 | 作成日時：2021年5月4日 19時
