０２４. ページ25
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ユン「様になってきたんじゃない？弓を引く姿勢」
ヨナ「本当？」
私達は今、朝食を作っている。
ヨナ「ユンは弓、出来る？」
ユン「狩猟なら俺は罠派」
A「‥‥生半可な気持ちなら、武器は持たない方がいいのよ」
ヨナ「え？」
A「人を殺すか殺さないかの話」
ユン「確かに。Aはともかく、俺らのような力の無い人間が戦場に放りこまれて、情けなんてかけられる立場？
俺らが生き残るには、容赦なく急所を狙う一撃必殺の技か、
卑劣な手段か、頭脳戦しかないってことだね」
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道中、ヨナ姫は猪を狙って弓を引き、矢を放った。
しかし、矢は猪を掠めて傷付けただけだった。
ヨナ「(外した‥‥)」
猪は逃げていく。
ハク「惜しかったですね」
ヨナ「無駄にケガさせた。かえって残酷ね‥‥」
ハク「迷いがあるからでしょ。
＿＿＿ユン、A、先に行け」
ユン「早く来てよね。もうすぐイクスの言ってた場所だから」
A「二人共、気をつけて」
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しばらく歩いていくと、霧が出てきて視界が悪くなっていった。
A「ユン‥‥霧深き幻の里、この辺りかな」
ユン「うーん、でも里なんてどこに‥‥」
A「‥‥‥‥！！」
近くに人の気配がし、辺りから声が聞こえてくる。
『去れ』『去れ』
『この地より 即刻、立ち去れ』
『これ以上踏み込めば、天罰が下されるであろう』
ユン「誰！？」
A「下がって、ユン」
私はユンにそう伝える。
そして刀を鞘から抜き、構えた。
周りの霧を晴らすため、力いっぱい刀を振るう。
すると、刀を振った風圧で霧は晴れていった。
続く (更新停止中)
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作者名：青空丸 | 作成日時：2021年5月4日 19時
