74→私情 ページ26
それは保健室に居る事に慣れた三日目の夜の事だ。
「アンタには明日保須市に向かってもらうからね」
「保須市……確か飯田君の居る所、ですよね？」
「あぁ。ついでに緑谷と轟もね」
その言葉を聞き私の中ではある疑問が深まるばかり。
緑谷君と轟君はきっとヒーローの出張について行ったのだろう。
でも何故、私が保須市に？
私がそう考え回答に行き着く前に…
「ヒーロー殺しが出たからさ」
「っ無事、ですよね…？」
リカバリーガールが口を開いた。
その直後、一瞬で私は回答へと至る。
戸惑いが無いと言えば嘘になるが幾分が落ち着いている自分。
「…その様子を見に行くのがアンタの役目さ」
「解りました。」
そう言って私はリカバリーガールの手から新幹線の切符を受け取った。
「(私情を挟まない…か……)」
多分…私がここまで冷静で居られたのは、半分は職場体験によるもの…
残り半分は3人なら大丈夫と信じているから。
……私情を完全に挟んでるなぁ。
.
.
.
朝早くから新幹線へと乗り込み、
そしてスマホを片手に歩く事と暫く…
「(やっと着いた…)」
額に滲む汗を拭い、私は保須総合病院へと足を踏み入れる。
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驟雨-ｼｭｳｳ-(プロフ) - 最初に題名が、「ストーカーの中から」って読み間違えて、話進めていくうちに「あれ？いつストーカー行為するんだろう」と思い再確認したら「スカート」だった事に74話まで気づきませんでしたww←← (2017年12月10日 8時) (
レス) id: f96aa8335d (このIDを非表示/違反報告)
宮香(プロフ) - 夜分遅くに失礼します。完結おめでとうございます！夢主の細かな心理描写であったり、二人のドキドキする場面であったり、読み進めていて本当に素晴らしかったです。このような作品を読んでよかったと思えるようないいお話でした。次回作も楽しみにしています！ (2017年10月30日 0時) (携帯から) (レス) id: 52f2921e66 (このIDを非表示/違反報告)
自宅警備員先生(プロフ) - 夏樹さん» コメント有難うございます！少々ネタバレにはなりますがわざとです。思いっきり本編で釘を刺されます。気づいてくれるか心配でしたが居たようで良かったです。 (2017年10月26日 12時) (レス) id: b2d825e211 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - なんだか主人公ちゃんかすり傷専門になってません...？ちゃんと腹痛とかも治してあげないと...精神に関しても安定剤とか、行きすぎな位処方しないと、「もしも」の場合を考える力が欠陥しているように見えます。 (2017年10月26日 0時) (レス) id: 2dea3e4581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：自宅警備員先生 | 作成日時：2017年10月25日 18時
