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21→せめて隣に ページ22
「B組、ですか…？」
昼食の後リカバリーガールに保健室に来る様に言い渡された。
課題で何かおかしい所でもあっただろうか？
そう思いながら来ると話は予想外の物だった。
「A組だけで精一杯なら、まだ先延ばしに…」
「ゃ、やります！いえ、やらせてください…！」
私の呆気に取られた顔を見てリカバリーガールが気を利かす。
しかしそれを無駄にする様に私は意気込みを見せた。
A組に行く数は少なくなるのでは？と考えたりもした。
でも将来の為にここでこの選択をするのは間違いじゃない。
それも解っていたから私はそう元気よく返答したのだ。
言うのが遅れたのはただ単に驚いただけ……
「そうかい。じゃあ早速今日の午後から頼むね」
「はい、解りました。」
何時もの用紙を受けると共に私はそう返事をする。
こんな役、私に任せて良いのだろうか？
返答して受け取った挙句にそう思うのが私の性格。
かなり面倒くさい性格だって言う事は自覚済み。
だからこそ……
「頑張らなきゃ…」
そっと声に出して私は気合を入れた。
不釣り合いなら少しでも近づける様に…
心の隅でそんな愚かとも言える考えが芽生える。
でも、追いつきたいんだ。
せめて、隣に立てるぐらいには…
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作者名：自宅警備員先生 | 作成日時：2017年10月16日 18時
