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05→良い調子 ページ6
今日はヒーロー学だった為から私の出番は全く無し。
まぁ、中には難しさに頭を抱える人も居たけど…
教科書を借りて内容を見た私の感想は難しそうの一択。
大変そうだなと他人事だからこそ言える様な事を思った。
それにしても…
「植包さんってどんな個性なの？」
「好きなものは？」
「個性は植物で、植物を生やしたり操ったり…
好きなものは……強いて言うなら書物や花、ですかね」
コミュニケーション能力が高いと言うか気さくと言うか…
授業後の現在、質問攻めにされている私。
戸惑いながらもどうにか質問に答えていく。
ちょっと恥ずかしいけど、新鮮で何だか楽しいかも。
「私っ…まだ皆さんの、名前と顔を覚えられてません…
でも出来る限り……いえ！明日までにはちゃんと覚えます！」
そんな糠喜びで思わず口に出した目標。
その恥ずかしさに徐々に頬が熱を帯びて行く。
「おー！その粋だよ、植包さん！」
「え……は、はい！」
そんな最中にある女の子がそう笑顔で言ってくれた。
「確か、麗日、お茶子さんです…よね？」
「合ってるよ！覚えてくれてありがとう！」
「い、いえ…そんな…」
合ってるか不安になりながら口にしたフルネーム。
どうやら一致していた様で良かった。
「(とりあえずは、上手く……行きそう？)」
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作者名：自宅警備員先生 | 作成日時：2017年10月16日 18時
