【ヒロアカ】スカートの中から始まった感情【轟焦凍】 (ページ28)

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27→ミイラ…？ページ28

ヒーロー科を多く輩出する雄英の襲撃事件。
それは連日ニュースに大きく報道される事となった。

また事件により1日ながらも学校は臨時休校。

その事を忘れて寝ぼけたまま制服に着替えようとして、
母に笑われた事は暫く恥ずかしい思い出として脳に残る事だろう。

恥ずかしい思い出と言えば……

「っ……あぁ、もう…」

未だにスカートを履く時などに思い出す入学式の事。
今じゃその相手が好きな人なんて本当笑えない…

赤くなる頬を紛らわす様に私は勢い良く立ち上がって玄関の扉を開ける。

「(そう言えば、体育祭…どうなるんだろう……)」

鍵を閉めた頃には既に違う事を考えていた。
でも心の隅にはやっぱり”あの人”が居るんだ。

恋って思いの外、厄介なものだ…
なんて他人事の様に思うけれどもう自分事。

もう、この感情は……

「(自分の物…)」

□

『本当に、昨日はごめんなさい…！！』

学校に行き私はまずB組へと訪れた。
大概の人が既に居て私は思わず大声で謝罪した。

襲撃事件の事が相まってか思っていたよりあっさり終わった。
まぁ、物間寧人君は相変わらずだったが……

その後は研究室へと走り何時もの水遣り。
収穫した材料を抱えて薬の調合を頼みに職員室へ。

すると…

「み、ミイラ…？」

「誰がミイラだ」

包帯ぐるぐる巻きの人と出会ってしまった。
しかしその声は紛れも無い相澤先生本人の声だった。