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24→本物の敵 ページ25
「っ……」
テーマーパークと表現しても良い様な訓練場の一つ。
ウソの災害や事故ルーム通称USJに着いた私達。
そこには倒れたプロヒーロー2人と本物の
今の所、目に見える生徒は20人も居ない。
後退りしそうだった身体をどうにか抑えその現実と向き合う。
到着した教師陣により次々と倒されて行く敵達。
そしてその内の撃たれた1人は黒い霧の中へと消えて行く…
その様子を見て私は安堵する暇も無く救急箱の中から痛み止めを取り出した。
私の仕事は今からだと言い聞かせて震える身体を抑え歩き出す。
「ごめんなさい…」
ふと出た謝罪と共に私は痛み止めを与える。
けどこれはあくまでも一時的で程々の痛み止めしか無い。
リカバリーガールの治療だって体力を使うのだ。
それと同じ様に私の個性も効力によって副作用がある。
もし絶対的な痛み止めが作れたとしても…
その副作用は計り知れないものとなって身体に掛かる。
加え、今この2人の傷は私には手に負えない…
それは一目瞭然で、だから私は痛み止めを取り出したのだ。
もしかしたら先程の謝罪はそのものだったのかもしれない…
そそくさにその作業を終わらし私は先生達に容態を伝え生徒の方へと走る。
その最中に私は体力を付けなければいけないと実感した。
確かそろそろ体育祭が迫っているはずだ。
その際には私はリカバリーガールの助っ人として忙しい。
まぁ、今回の襲撃があるし開催するかは判らないが…
でもあるとすれば体力作りをしなきゃいけないな…
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作者名：自宅警備員先生 | 作成日時：2017年10月16日 18時
