【ヒロアカ】スカートの中から始まった感情【轟焦凍】 (ページ14)

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一度深呼吸してスイッチを入れ替える。

「いえ、何も……それで何でしょうか？」

今は自分のやる事に専念しなければいけない。
そう自分に言い聞かせて…

「ばあさんに言われた事は……と思ったがもう用意出来てるな」

「はい、勿論です…！」

ばあさんもといリカバリーガールから出された課題。

怪我しているかの確認は勿論だが、
ケアの一環としてきっちり皆さんを見る事。

あくまでもヒーロー志望で精神面は出来てない人だっている。
そう言う面で大丈夫か否か、不審な点は無いか、などなど……

まぁ、だから本当に観察みたいなもの…
強いて言うなら観察の後に分析する程度である。

そのレポートを提出する様にプリントを渡され、
私はその為からクリップボードを持っているのである。

まぁ、後は対処の出来る傷なら治してあげる事……だろうか。

「じゃ、しっかりやる様に」

「はい。」

正直、彼ばかりを見ないか心配だったが先程の出来事でやる気が出た。
それにいつの間にか不思議と緊張が解れている。

「(まさか、轟君って万能薬…？)」

なんて……何、阿呆みたいな事考えてるんだろ。

集中と私は私自身にビンタする様にその言葉を叩きつける。
皆も夢の為に頑張っているんだから私も頑張ろう。