suju-BABY IS MINE-

やっぱそっちがいい… ページ9

「ええーーー！！！
　じゃあこの中にこの子、ミギョンの
　お父さんがいるってこ、うぶっ」
「A声でかい」

私はキュヒョンさんに手で口を塞がれ
とりあえず黙った。

「で、父親を突きとめようと思ったら
　ミギョンが泣き出しちゃって
　そこに君たちが帰ってきたんだよ」

自分のこめかみをグリグリしながら
イトゥクさんそう説明する。

「どうするんですか？
　隠し子なんてイメージダウンどころか
　芸能界引退ものですよ」

私の口を塞いだまま
キュヒョンさんが他のメンバーを
ぐるーと見回して
「やれやれ、これだからヒョン達は…」
とぶつぶつ言っている。


「おい、キュヒョン
　他人事みたいな顔してやがるけど
　お前だって父親だって可能性あるんだぞ！」

とヒチョルさんがキュヒョンさんを
ビシッと指差した。

「俺はそんな無責任なことしてません」

「だから関係ないもーん」
みたいな顔をしてるキュヒョンさんに
「この童貞が…」
とヒチョルさんが手をワナワナさせている。

ん？でも確かに関係ないんじゃない？

私はキュヒョンさんの手を下にずらして言った。

「4、5年前なら
　ちょうどみなさん一番忙しい頃ですよね？
　じゃあ女の子と
　遊んでる暇とかなかったんじゃ？」

私の発言にほとんどのメンバーが
気まずそうに顔をそらした。

「みなさん…心当たりあるんですね…」
「うっ、しょうがないだろ！
　どっちかって言ったら
　キュヒョンのがおかしいんだよ！」
「そうだよ！俺らが普通！」

そう言い張るウニョクさんとドンへさん。
そして頷いてるヒチョルさんとカンインさん。

まあ、見るからにチャラそうな…

それを無言で聞いていたシウォンさんが
立ち上がってキュンヒョンさんの方に歩いてきた。

「キュヒョンの言う通りです。
　男として無責任な行動は俺もしてません！」

シウォンさんの言葉にリョウクさんが
「僕も！」とこっちに走ってくる。
他のメンバーもゾロゾロこっちに移動してきて、
それに4人が
「卑怯だぞ！お前ら！」
「男なら潔く事実を認めろよ！」
「そ、そうだそうだ！」
「やっぱ俺もそっちがいい…」
とか叫んでる。

「俺はリーダーとして
　スキャンダルになるような
　ことしてませーん」
「俺はずっとナリ一筋だから///」
「俺もタンコマと愛し合ってたから///」
「ワタシ韓国語ワカリマセン」
「眠い…」


なんだろ…
この中の誰も父親であるべきではないと思う。

「君は僕を…いやこの子を見捨てるのか!?」→←美魔女!?

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