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宿舎とうちゃーく ページ6

「ここが宿舎ね。
 次から一人だけど道覚えた?
 って聞いてんの?A」

道中でいつまにやらため口、呼び捨てになった
キュヒョンさんがエレベーターに乗り込みながら
聞いてくる。

「あっバッチリです!
 記憶力いいほうなんで!」

と胸をはると
キュヒョンさんに「ハッ」
と鼻で笑われた。

「仕事場なんだから覚えるの当然でしょ」
「え…あ、ごめんなさい」

ごもっともだが
いちいち癪に障る言い方をしてくるな…
もしかしてわざと?

キュヒョンさんの方を軽く睨んでみるが
彼がこっちを見てきた途端に
目をそらした。

「なに?」
「いえ、別に」
「さっき見てたじゃん」
「えっとお…
 あっ、かっこいいんで
 見惚れてました!」

とガッツポーズを作ってみる。

どうせ「かっこいい?当たり前じゃん」
とか言うんだろうなあと思っていると
顔を赤くしてそっぽを向かれた。

あれ?予想外の反応でこっちも恥ずかしいぞ。

気まずい空気の中
12階に着くと彼はサッサと歩いて行ってしまって
私は慌てて走り出した。

「ちょっと待ってくだっ…」
「ここ部屋ね」

思ったより早くに彼が立ち止まるもんだから
私は彼とおよそ3cmくらいの距離で
急ブレーキをかけた。

「りょ、了解しました」
「元気いいね」
「あ、よく言われます!」

彼が無言で見つめてくるから
私はとりあえずニコニコ。

「嫌味通じねえな。こいつ…
 じゃ、中入るね」

キュヒョンさんは何やら小声で呟いた後、
扉を開けた。

すると中から話し声、
というか叫び声、ていうか雑音?
が響いてきた。

勘違い→←「ほおら、おデブと変人ですよお」


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ぎゅりゃいん(プロフ) - nanaさん» ありがとうございます!更新やっと再開しました>_<頑張りますね♪ (2015年1月26日 19時) (レス) id: 3062888d03 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - おもしろいです!更新楽しみに待ってます! (2014年3月11日 13時) (レス) id: 285e2a7b25 (このIDを非表示/違反報告)
きゅ〜(プロフ) - ぎゅりゃいんさん» 頑張ってください(*´∇`*)楽しみに待ってます♪ (2012年8月24日 21時) (レス) id: e295c700e3 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅりゃいん(プロフ) - きゅ〜さん» どっちも読んでくださってるとは感動です♪更新滞ってますが、頑張りますね! (2012年8月24日 7時) (レス) id: 2f3fd4ee63 (このIDを非表示/違反報告)
きゅ〜(プロフ) - INFINITEのを読んでいたらたどり着きました(*´∇`*)両方とも面白いです!元々SJペンのあたしにはたまりませんっ!更新ファイト~ (2012年8月23日 18時) (レス) id: e295c700e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぎゅりゃいん | 作成日時:2012年6月17日 0時

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