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いざ、侵入の時 ページ9

私は、自分の無いにも等しい頭でよーく考えた。


硝子も夏油も使えないこの状況で、ヒントを得るためには何をしたら良いのか。


時間はあと4日ほどあるけど、3日経った今でもヒントはゼロだ。


...少し踏み込んででもヒントを探るべきだろう。


そう考えた私は、ある行動に移ることに決めた。


それは―――



「五条の部屋に侵入する!!」



...我ながら馬鹿だと思う。


五条に見つかった時のリスクが、明らかにリターンに見合っていない。


でも、バレなきゃいいってことでしょ?


ヒントを見つけられれば、私としては大きな収穫だ。



「...お邪魔しまーす、」



建て付けの悪いドアを押し開け、忍び足で部屋に侵入する。


...なんだかんだ、五条の部屋に入るのはこれが初めてかもしれない。


なぜなら、同期4人で集まってパーティーする時は

大抵じゃんけんで負けた私の部屋に集まることが多いからだ。


その事もあってか、私の部屋はいつもみんなの私物が置いてある。


...あれ地味に迷惑なんだよなー。



「何かあるかなー....って、怪しい雑誌発見!なになに、もしかして年頃の男子が見るアレ?」


「ふふっ、やっぱ五条も普通の男子高校生なんだなー」



暗くて表紙はあまり良く見えないが、結構分厚めの雑誌がベッドに下に隠してあった。


わくわくしながらゆっくりとその雑誌を開き、スマホのライトで内容を確認する。



「....って、これ黒髪イケメンしか載ってないで有名な雑誌じゃん!

なんでこんなの持ってんの?やっぱり、ただ単にイメチェンしたかったからってこと?」


「しかも、これ以外にも黒髪イケメンが特集された雑誌いっぱい置いてあるし。

...五条、黒髪イケメンに憧れちゃったのかな。別に白髪でも十分いいと思うけどね。

顔面偏差値は限りなく高いんだし」



疑問は残るばかりだが、他のところも漁ってみることにした。


ごちゃごちゃとしていて整理整頓が全くされていない机を見つけ、

私は引き出しを開ける。



「ん?なんだこれ。」


「...写真?五条が撮るとは到底思えないけど、ちゃんとプリントアウトまでされてる」


「...あ、これって―――」

大切にしてくれてた→←笑うしかない



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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟   
作品ジャンル:アニメ
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雨宮 - まさかの理由で驚きました、面白かったです。 (12月6日 19時) (レス) @page24 id: ec3fa44d4f (このIDを非表示/違反報告)
レイあむ(プロフ) - ここの作品w多すぎて笑うwwwwwwwwwwwwというか最後のとこコーラ吹きかけたwwwwwww (8月27日 22時) (レス) @page24 id: ae270fba38 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま - 夏油で爆笑し過ぎてお腹痛いですwwwwwww (2022年4月30日 8時) (レス) @page15 id: 02bf7face2 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま - だwwめwwwwwww (2022年4月30日 8時) (レス) @page15 id: 02bf7face2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初コメ失礼しまwすw(←ずみ“ま“ぜん“ 五条が…黒髪…夏油が…白髪……ブッwwwwwwwwまwしwwwwwwぬるwwww(←大丈夫か?お前…)面白いです!頑張ってください! (2022年4月23日 12時) (レス) @page11 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碓氷エマ | 作成日時:2022年4月16日 22時

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