夏油傑が〇〇してきた ページ7
「お前が反省文書いてんのとか珍しすぎて笑うわｗ」
「全部五条と夏油と硝子のせいだから！」
「...私関係なくね？」
「関係大アリ！硝子と夏油が私に理由を隠してるせいでこうなってる」
午前の授業が終わり、私達は教室で反省文を書いていた。
...この不良だらけの学年の中では優等生な方だと思ってたんだけどなー。
所詮私もこいつらの同期か...
「ねぇ、硝子は何かヒントくれないの？」
「ヒント？別にいいけど」
「あんま際どいやつ言うなよな」
「はいはい、言わないって。んーっと、これはヒントというか助言...的な感じなんだけど」
「過去の発言をちゃんと思い出せ、A」
「...？過去の発言？」
「ああ。お前は人の話も聞かないし自分の言ったことも忘れてるろくでもないやつだ。
...で、そのしわ寄せが今ここにきてる。
お前が過去の発言をちゃんと覚えてれば、一瞬で答えが分かったはずだと思うぞ」
「え、これってもしかして自業自得ってこと？私が覚えてれば簡単に終わるはずだった？」
「まあ、そういうことだな」
はぁー、マジか....と私は床にしゃがみ込む。
最近何事にも集中できないし頭のもやもやが消えないのは、自分自身のせいでもあっただなんて。
...これはより一層答えを当てなければならないことになったな。
自分の言ったことを覚えてないせいで五条に悲しい顔をされるのは、流石の私でも良心が痛む。
そんなことを考えながらブツブツと呟いているうちに、教室のドアはスパンッと音を立てて開いた。
「おー、傑じゃん。思ったより遅かったな」
「まあね。案外大変だったよ。もっと手短に終わると思ったのに」
「いやいや手短に終わるわけねえだろ。結構大変そうなイメージあるわ」
うつむいている私には状況が理解できないが、夏油が教室に入ってきたということくらいは分かる。
...やっと帰ってきたか、夏油。
今度こそ隠してたことを怒ってやる―――！！
「夏油遅い！五条が黒髪にした理由知ってたのに私に隠したこと、
結構怒ってるんだから....ね....」
「......ちょっと待って、は？」
もう何も考えたくなくなってきた。
これが長い夢であって欲しいと思うほどに。
...訳がわからない。夏油じゃない...と信じたいけど、あのダサい前髪も髪型も夏油そのものだ。
...ということは、私が至る結論は一つである。
「夏油が、髪を白染めしてきた...！？」
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雨宮 - まさかの理由で驚きました、面白かったです。 (12月6日 19時) (
レス) @page24 id: ec3fa44d4f (このIDを非表示/違反報告)
レイあむ(プロフ) - ここの作品ｗ多すぎて笑うｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗというか最後のとこコーラ吹きかけたｗｗｗｗｗｗｗ (8月27日 22時) (レス) @page24 id: ae270fba38 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま - 夏油で爆笑し過ぎてお腹痛いですwwwwwww (2022年4月30日 8時) (レス) @page15 id: 02bf7face2 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま - だwwめwwwwwww (2022年4月30日 8時) (レス) @page15 id: 02bf7face2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初コメ失礼しまwすw(←ずみ“ま“ぜん“ 五条が…黒髪…夏油が…白髪……ﾌﾞｯwwwwwwwwまwしwwwwwwぬるwwww(←大丈夫か？お前…)面白いです！頑張ってください！ (2022年4月23日 12時) (レス) @page11 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碓氷エマ
| 作成日時：2022年4月16日 22時
