制限時間 ページ20
「なんっでいないんだよー...!」
こういう時に限ってどこにもいないのはどういうことなんだろう。
あと5分も無いっていうのに!
共有スペースも教室も五条の部屋も見たのにどこにもいない...
...あ、今すごく嫌なこと思いついちゃった。
.....もしかして私の部屋にいたりする?
五条のことならやりかねないような感じもするけど...
まあ、一応行ってみるか。
「....で、電気付いてるー...いやいや、まさかねぇ...?」
なんでだろう。自分の部屋のドアなのに、ものすごく開けたくない。
...いないよね?勝手に女子高生の部屋に侵入してたりしてないよね?
「はぁ.......」
「なんでため息ついてんの?」
「なんでため息ついてんのじゃないでしょ!不法侵入!鍵かけ忘れた自分も悪いけど!」
「Aが言えることでは100%ないだろ。お前だって俺の部屋勝手に入ってきたくせに」
「そ、それはそうだけど....」
「これでお相子様だな。良かったじゃん」
嫌な予感的中...
プライバシーとか無いのかな。五条には。
...まあ、私が言えたことではないけど。
「そ、そうだ!クイズの答え分かったから!」
「え、分かったの?」
「もちろん!聞いて驚け!」
「五条が黒髪にしてきた理由は―――」
...自分で言うのはなんとも恥ずかしい。
でも、クイズを持ちかけてきたのは五条だし気まずくなっても五条のせいだよね。
「私が黒髪の男子が好き...だから」
「...ど、どう?ほら、ちょうど今3時32分になったしさ、あってたら私の勝ちってことだよね?
いやー、結構大変だったなー。夏油も硝子も協力してくれないし」
「....五条?なんか反応してよ...っ、!?」
真顔になった五条は私の両腕を掴み、片手で壁に押さえつける。
「正解だよ、A。よく分かったね」
「ご、五条も健気だよねー。
私に好かれるために黒髪にして、周りの黒髪男子を白髪にするだなんて」
「そうだな。そうかもしんねえ」
「....あー、これ離してくれない感じ?」
「まあ、まだ離すつもりはないな」
「....なんで?」
「だって、」
「答えは一つだなんて誰も言ってないだろ?」
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雨宮 - まさかの理由で驚きました、面白かったです。 (12月6日 19時) (レス) @page24 id: ec3fa44d4f (このIDを非表示/違反報告)
レイあむ(プロフ) - ここの作品w多すぎて笑うwwwwwwwwwwwwというか最後のとこコーラ吹きかけたwwwwwww (8月27日 22時) (レス) @page24 id: ae270fba38 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま - 夏油で爆笑し過ぎてお腹痛いですwwwwwww (2022年4月30日 8時) (レス) @page15 id: 02bf7face2 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま - だwwめwwwwwww (2022年4月30日 8時) (レス) @page15 id: 02bf7face2 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初コメ失礼しまwすw(←ずみ“ま“ぜん“ 五条が…黒髪…夏油が…白髪……ブッwwwwwwwwまwしwwwwwwぬるwwww(←大丈夫か?お前…)面白いです!頑張ってください! (2022年4月23日 12時) (レス) @page11 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碓氷エマ | 作成日時:2022年4月16日 22時