五条悟が髪を黒染めしてきた【五条悟】

可愛い後輩 ページ18

キーンコーンカーンコーン



「...よし、授業終わった！」



今日は運良く午後の体術の授業が無い。


あと2時間ちょいしかないけど、この時間を使って絶対に答えを導き出してみせる...！



「おい、A。今日お前日直だろ？好きなことするのは仕事が終わってからにしろ」


「げっ、夜蛾先生....お願いします！今日だけは外せない用が「その手には乗らんぞ」


「お前は好きな俳優がライブをするからだのなんだの言って、よく日直をサボるじゃないか。

そうやって毎回見逃していたら終わりが見えん。ちゃんとやれ」


「ま、まじですかー...」



完全に自業自得！


あー、過去の自分に怒鳴ってやりたい...！


今日みたいな日が来るとは露知らず過去の私はのうのうと仕事をサボりやがって！



「....何分くらいかかりますかね」


「今日は階段の掃除もしなきゃならないから、ざっと1時間30分もあれば終わるだろう」


「いい、1時間30分？！？！？」


「手ぇ抜くことだけは許さねえからな」


「ひぇ....」



.



.



.



.



.



.



「や、やっと終わった...今何時...？」



慌てて腕時計を見る。


....もう3時じゃん。あと30分しかないよ...


もう諦めようかな...無理な気してきたし。



「はぁ.....共有スペースいってココアでも飲むかー」



うん、仕方ないよね。


だって五条の考えてることなんてさっぱりだし、

自分に関連があるとか言われても身に覚えがないし。


そりゃ悔しいとかはあるけどさ、不可能なものは不可能だったんだよ。


...あー、結局なんだったんだろう、答え。


夏油まで巻き込むだなんて、相当な理由だったに違いな「あ、A先輩だー！」



「...？この声は灰原？」


「ちょ、走りすぎでしょう！落ち着いて！」


「...七海も？」



ドタバタとした足音と共に、後輩2人の大声が聞こえてくる。


...そういえば最近話してなかったっけ。


長期任務があるとかいって、2人とも1ヶ月程度高専を離れるって言ってた気がする。


いつの間にか帰ってきてたのかな。



「灰原も七海もお疲れ様ー。任務無事に終われた？」


「はい！見ての通り元気いっぱいです！」


「そっか！良かった...って、え？」



やっぱり私疲れてるのかな。


それとも、これは奇妙で長すぎる夢？


...まあ、あーだこーだ言っても現実は変わらないか。


ここまで来たら素直に認めるしかないよねー...



「.......灰原が、白染めしてきた.....」

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