五条悟が髪を黒染めしてきた【五条悟】

今日が最終日 ページ17

私は昨日情報収集をしようと思って部屋に戻り、頭の中で作戦をたてようとした。


...そこまでは良かったんだ。そこまでは。


でもその後、私は不覚にもホットミルクを飲んでしまったんだ。


砂糖たっぷりのやつ。


そのせいで眠気に襲われて、結局......



「ぐっすり寝ちゃったー！！制限時間今日までなのに！！」



どうしようどうしよう。このままじゃ見当もつかないまま制限時間が来てしまう。


そして五条に笑われ、挙句の果て願い事をなんでも聞いてあげなければならない...！


それは嫌だ！私は五条に勝って、散々弄ばれた分嘲笑ってやろうと思ってたのに！


てか今って何時何分なの？....え、7時52分？


......HR始まっちゃうじゃん！



「えーっとえーっと、朝ごはんは食べなくていっか。

とりあえず制服に着替えて、髪もちょっと整えて.....よし、もう行こう！」



速攻で制服に着替え、クシを持ちながら全速力で部屋を出た。


間に合え間に合え！単位を落とすのだけはごめんだ！



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「....Aがいないな。あいつも無断欠席か「遅刻じゃないでーす！」


「チャイム鳴ってないんで、まだ遅刻じゃないです！奥井Aは無断欠席なんてしないんで」


「まあ、チャイムが鳴ってないのなら良しとしよう。お前がギリギリに来るだなんて珍しいな」


「不覚にも寝坊してしまいましてねー。女子高生には色々あるんですよ」


「あ、そういえばAクイズの答え分かったの？今日って言ってなかったか？

五条とのクイズの締切り」


「も、もちろん分かったよー！当たり前じゃん」


「ほう、それは興味深いね。折角ならここで教えてくれないかな？」


「それは無理。だって、制限時間は今日の3時32分までだもん。

時間厳守は大切！小学校で習いませんでしたかー？」


「うわ、いちいち面倒くさいなこいつ。どうせ分かってないんだろ？」


「んなわけないじゃん！五条のことなんて何でも分かるし？」


「じゃあ期待してるわ。俺のことなら何でも分かるんだろ？」


「....もちろんですよー。」



五条は私の顔を覗きながら意地悪な笑みを浮かべる。


...絶対負けないから！その余裕の表情をぶっ壊してやる！

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