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part159 ページ17

相手は亡霊ゆえど男であり
キャプテン・クロウは
アルバやゼシカの容姿に見惚れていた。

それによりできた隙を突いて攻撃するも、
当事者の2人は複雑な気持ちになった……
それとは裏腹にエイトとククール(約二人)はある意味複雑そうな顔をしてキャプテン・クロウに痛恨の一撃をお見舞いしていた。

そして……


「亡霊なら効くだろ…!
グランドクロス!!」


アルヴァスが剣で十字に斬り
そこから発生した光が
キャプテン・クロウに当たり彼は膝をついた。


『われを倒すとは見事な戦いぶりよ……。
なんじらを資格を持つ者と認めよう。

勇者たちよ。
わが財宝を引き継ぎ、
われの果たせなかった夢をかなえてくれ……』


キャプテン・クロウはそう言うと
静かに消えて行った。
そしてエイトは宝箱を開けるとその中には
アルバが言っていた神鳥の島への手がかりである、ひかりの地図が入っていた。


「……チッ!
みっともない所を見せちまったようだね、
おまけにお宝まで先に取られちまうし。

でも、何だい?
お宝ってのはその紙キレなのかい?
うわ〜、しょっぼい!

そんなつまらないものだと知ってたら
あたしゃこんな所までやってこなかったよ。

まっ、今回は途中で手に入れた
10000ゴールドで
がまんしておくことにするさ。

それじゃあ、あたしはお先に失礼するよ。
こんな洞くつはもうゴリゴリだからね。」


ゲルダはそれだけ言うと
さっさと洞窟から去って行った……。


「あいつ、この洞くつで
そんな大金手に入れやがったのか!
まったく、チャッカリしてるぜ。」


「だが、お目当てのものは手に入れた。
私たちもここから出よう。」


ひかりの地図を手に入れたエイトは
リレミトを唱えてみんなと共に
海賊の洞窟から脱出した……。

そして、外でひかりの地図を見ると
南の方に光の道が見えエイトたちはそこへ目指すことにした。

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作者名:スート | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月2日 20時

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