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part157 ページ15

強力な敵を倒しながら
複雑な構造の洞窟内を進む。

すると奥にあった部屋に
ゲルダがいた。


「どうやらここは
キャプテン・クロウの居室だったようだね。

この部屋はどうも臭うよ。
あたしのカンが、
ここには何かあるって告げてるんだ。」


辺りを見渡すと
壁には海賊旗が貼られていたり
空っぽの宝箱がある。

アルバは本棚にあった本を取り
パラパラとページをめくる。


『世界の海をまたにかけ
無数の財宝を手に入れた、わが生涯は
栄光と勝利に彩られたものであった。

だが、そんな私に悔いがあるとすれば
それはついに伝説の神鳥の島に
足を踏みいれられなかったことだ。

すでに年老いて旅立つこともかなわぬ私は
かの島への道を記す唯一の手がかりを
秘密の宝物庫に封印することにした。

わが志を継がんとする者よ。
この部屋に隠された扉より奥へと進み
わがもとまでたどり着くがよい。』


古びた日記帳に書かれた言葉により
確かにここはキャプテン・クロウの
居室だった所なのだろう。

アルバはそっと本を閉じて
それを本棚に戻すとゴゴゴゴ……と
音がしてハッと奥にあった壁を見る。

そこにはエイトが驚いた様子で壁を見ており
その壁は音を立てながらゆっくりと開いた……


「やっぱりこの部屋には
隠し扉があったんだね。
あたしのカンの正しさが証明されたよ。

……さて、それじゃ競争の再開だ。
あんたなんかにゃ負けやしないよ!」


ゲルダはエイトたちを見渡すと
スタスタと先へと進んでしまった…


「ゲルダのヤツ……
アルバのことを完全に
ライバル視してるでがすよ…」


「それは私が盗賊染みているってことか?」


「ただ単に男勝りな性格が似てるだけだろ。」


「……なんだか複雑だな…」


さらに先へと進むと
先ほどよりも複雑な道のりであり
エイトたちは迷いながらも先へ先へと進んだ。

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作者名:スート | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月2日 20時

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