SUITS／スーツ

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13時20分

コンコン

鈴木「Aちゃん、ごめんちょっと遅くなっちゃった。」

オフィスで仕事していると慌てて鈴木先生が入ってきた

A「女性を待たせるなんて酷いです」

ノートパソコンを閉じてぷいとそっぽを向く

鈴木「ほんとごめん！俺から誘ったのに…」

それを見て鈴木先生はほんとに焦り手を合わせて謝った。

どこか必死でつい笑ってしまった。

A「冗談です、楽しみだったんでちょっと意地悪しちゃいました。」

鈴木「なんだ、ほっとしたよ。

てかそんなに楽しみだった？」

A「えぇ、早く行きましょ！」

ファームを出て近くの喫茶店までゆっくり歩いた。

鈴木「…Aちゃんってなんで彼氏いないの？」

A「えぇ？…難しい質問ですね。」

鈴木「…欲しいとか思わない？」

A「うーん…あんまり考えた事ないです」

鈴木「じゃあ今まで付き合った人の人数は？」

A「人数…？そんなの知って得します？」

鈴木「いや、純粋に気になって。

Aちゃんってほんと綺麗だし…」

A「鈴木先生はお世辞上手ですね。」

鈴木「お世辞なんかじゃ…」

A「ゼロですよ。」

鈴木「…え？」

A「男性と付き合った事ないです。」

鈴木「うそ！？」

A「嘘なんて付きませんよ。ほんとです。」

鈴木「告白された事とかは？」

A「無いですね。」

鈴木「……有り得ない！Aちゃんほんと可愛いのに！周りにいた男どこ見てたの？！」

A「そ、そんなの私に聞かれても…ほら、もう着きましたよ」

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