SUITS／スーツ

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昨日は飲み過ぎちゃったのかな…

それともお腹いっぱい食べすぎちゃった？

なんか頭痛い。

確かデスクの中に…

A「あった、頭痛薬〜って箱だけかよ！」

空箱をゴミ箱に叩き入れてオフィスを出た。

こんなに頭痛かったら集中出来ない。

チカちゃんなら持ってたはず…

すぐにオフィスに向かって中に入る。

A「チカちゃ〜ん、恵んで欲しいものが…」

中では甲斐先生と蟹江先生、チカちゃんが…

なんでみんなして胸に手を？

なんだこの状況

A「甲斐先生と蟹江先生の結婚式か何かですか？」

チカちゃんが神父さんって所かな…

甲斐/蟹江「冗談でもそんな気色悪いこと言うな。」

あら、息ぴったり。

もしかして練習してた？

A「流石新婚、仲が良い事で…」

甲斐/蟹江「A！！」

A「ハイハイ、すみませんでした。」

そろそろ2人ともキレそう、面白いけど我慢、我慢

蟹江「Ms,A！昨日のドタキャンはどういうことだ？！」

おっとそうだった。

A「蟹江先生〜、聞いてくださいよ。実は私の妹がインフルエンザで倒れちゃって〜」

蟹江「嘘はやめたまえ！君に兄妹がいないことは既に知っている！」

ち、バレたか。

A「それに昨日は急に仕事が出来ちゃって〜」

蟹江「ほう〜その仕事とはなんだ今すぐ資料を見せたまえ！」

なんだコイツ。

今日はやけにしつこい

幸村「それで？何か用？」

A「あ、実は頭痛薬頂きたくて…」

幸村「そう、はいどうぞ。」

A「ありがとうございます。」

チカちゃんから薬をもらい、蟹江先生をどう回避しようか考える。

蟹江「二日酔いか？！言い逃れはできないぞ？！」

A「ほんと、悪かったですって。許してください。」

蟹江「今夜だ！今夜埋め合わせをしてもらう！」

甲斐「残念ながら今夜は俺とディナーなんだ。」

A「え、今夜も？」

蟹江「も？！甲斐！！」

A「ぁ、私はこれで失礼します〜」

甲斐「おい、逃げるな！」

いいえ逃げではないです。

戦略的撤退です。

蟹江先生の怒りが甲斐先生に集中した隙に私はオフィスを出て危機を回避

その数秒後にチカちゃんの怒りの声がファームに轟いた。

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