SUITS／スーツ

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A「アンケート調査の紙

もう皆さん出しました〜？」

アソシエイトの所をまわって調査書を集めた。

A「これでよし。」

あとはデータに写してまとめるだけ。

鈴木「Aちゃん。」

A「あ、鈴木先生。紙、出しましたか？」

鈴木「…あ、そう言えば、まだ。今から」

A「あ、無理に出さなくていいですよ。」

鈴木「え？」

A「…難しいお仕事がある様ですし。」

手に持っているのはおそらく判例の資料達だろう

鈴木「…そうなんだ、ごめん。」

明らかに暗い顔をして謝った。

え、そんな責めた覚えないんだけど。

A「…何かあったんですか？」

鈴木「…実は…」

ボランティアで仕事ができたらしい。

でもそれが…

A「セクハラ？」

鈴木「それで今忙しくて…」

1度は上手くいったがトラブルでもつれているらしい

A「…物証も無いとなると難しいですね。」

鈴木「それで、どうしたらいいのか…」

A「…聖澤さんに聞いてみては？」

鈴木「聖澤さんに？」

A「昔、セクハラ上司を訴えようと

考えていたらしいですよ？

何かヒントが出てくるかも。」

鈴木「…そうなんだ、ありがとう！Aちゃん！」

聖澤さんの所に向かった鈴木先生を見送って自分もオフィスに戻った。

パソコンで作業を進めて1時頃に作業が終わった。

A「あー！疲れた！」

お昼何食べよっかなぁ

もう時間終わってるしカロリーメイトで我慢しよ。

カロリーメイトを咥えながらまとめた資料をコピーする。

玉井「お疲れ様。」

A「んっ！おふかれさまれふ。」

コーヒーを片手に玉さんが歩いてきた。

カロリーメイトを食べきって、玉さんの方を見る。

玉井「鈴木先生、ツキを使い果たしたみたい。」

A「えぇ、それは大変ですね。」

玉井「大丈夫かしらね。」

A「…ま、何とかなるんじゃないですか？」

玉井「あら、意外ね」

A「何がです？」

玉井「鈴木先生の為に、

情報掴もうとすると思ってたのに。」

A「彼には私の報酬は高くて払えないですよ」

ま、頼まれたら宝払いでやりますけど…

コピーし終わった資料を持って玉さんと別れ、チカちゃんのオフィスに向かった。

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