SUITS／スーツ

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鈴木「解雇？！」

甲斐「悪かったな色々やってもらったのに」

鈴木「いや、待って下さい！急にそんなこと…」

甲斐「安心しろ、君の優秀な頭脳があれば必ず成功する」

鈴木「俺が何したって言うんですか？」

甲斐「君は何もしてない。当然だろ？今出社したんだ」

そこまで聞いていてもたってもいられなくなった。

A「ちょっと待って下さい！」

甲斐「…なんだ？」

A「それはいくらなんでも酷いです。

あんまりじゃないですか。

こっちの都合で彼を無理矢理引っ張ってきて、

またこっちの都合でいきなり解雇するなんて」

甲斐「無理矢理じゃない、選択肢を与えたんだ。

それにA、彼は俺が雇ったんだ。」

A「はあ？そんなの」

甲斐「君には仕事を頼んでたはずだ。そっちを優先しろ。

それか君もこのファームから追い出されたいのか？

…わかったんなら仕事に戻れ」

A「…っ〜！」

言い返すこともできずにオフィスを出る。

とぼとぼ廊下を歩き振り向く。

A「もう！！甲斐先生のバーカ！

鈴木先生かわいそすぎる〜！！」

甲斐先生に聞こえるように大声で叫んで全速力で自分のオフィスに戻った。

急いでオフィスに入って扉の鍵をかける。

と言ってもガラス張りだから外から丸見えなんだけどな…

仕方ない、頼まれた仕事はしないと

パソコンを開いて木地屋先生について調べていく。

ネットの情報ではこれと言った弱みはないな…

一人息子と奥さん。

ヘェ〜息子さん弁護士目指してんじゃん。

今年司法試験に合格してる。

奥さんは…

……………………………………………………………

なんて調べていくうちにもう夜？！

やっばい

情報無いぞ？！

木地屋は徹底的に調べた。

奥さんも不倫とかしてないし…

息子…

ネットの裏情報を調べるが見つからない。

司法試験…替え玉？

裏サイトを調べていくと替え玉受験についての案内が書かれてあった。

最近あったコメントからログインしたパソコンを調べる…

A「あった！」

ログインしたパソコンをたどっていくと木地屋の息子が替え玉受験を依頼した履歴が出てきた。

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