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椅子に座って聞こえてくる音に耳を澄ませる。
甲斐『昇進を見送る？』
幸村『えぇ。というより単なる降格で済ませるかいっそのことクビにするかその二択で今悩んでる』
甲斐『何故急に？』
幸村『メールの偽造に木地屋先生が気付いた。
もし偽造が公になれば…甲斐。
あなたこの世界にいられなくなるわよ。』
メールの偽造…
木地屋先生…
甲斐『カニか…』
幸村『そんな詮索をしている暇があったら木地屋先生を黙らせる殺し文句の一つでも考えなさい！』
A「了解。」
そこまで聞いて、イヤホンを取る。
この案件ってダイスの雑誌のやつか…
スマホで木地屋先生について調べる。
中々良い弁護士みたい
他に何かしら情報があってもおかしくないな…
舌打ちをしてオフィスに入ってくる先生
A「いや、いくら先輩でもノックぐらい…」
甲斐「これ、返すぞ」
無視か
ネクタイピンを机において、ソファに座った
A「まさかとは思いますけど、また？」
甲斐「あぁ。頼めるか？」
A「まぁ、いいですよ。そのかわり…」
甲斐「わかってる。どんな仕事でもしてやる」
私の情報の報酬は、お金じゃない。
その情報と同等の仕事をしてもらう。
だから暇な時間も、じゃなくて
プライベートな時間がたっぷりあるのだ。
でも今回は…
A「甘いですね」
甲斐「はぁ？」
A「こっちも危ない橋を渡るんで、
ちょっとお高くなります」
なるべく法には触れないようにしたいが、
今回は手段を選ばざるおえない状況になる可能性がある。
甲斐「…流石俺のアソシエイトだな」
A「えぇ、��元��ですけど」
甲斐「で？何して欲しいんだ？」
そんなの決まってる。
A「年末豪華客船のヨーロッパ旅行券が欲しいです！」
甲斐「仕事より楽だな、そんなんでいいのか？」
正直めちゃくちゃ行きたかったし、欲しかった。
危うく蟹江先生に転がりそうだった。
A「今の私にはそれが必要なのです！」
甲斐「…わかった。
そうだ、アイツを俺のオフィスに連れてきてくれ」
A「アイツって鈴木先生ですか？」
甲斐「あぁ。」
そう言って甲斐先生は部屋から出て行った。
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ちゃちゃ - まあいさん» コメントありがとうございます！楽しんで貰えて何よりです！これからもよろしくお願い致します！ (2020年4月24日 0時) (
レス) id: 1f5870322c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ - 礼さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけるとは……恐縮です！これからも、もっと頑張ります！ (2020年4月24日 0時) (レス) id: 1f5870322c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ - キャッホガールさん» コメントありがとうございます。返信遅くなってごめんなさい！なるべく早く投稿できるよう頑張ります！ (2020年4月24日 0時) (レス) id: 1f5870322c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ - 理沙さん» 返信遅くなってごめんなさい。更新も遅れたりして申し訳ないです (2020年4月24日 0時) (レス) id: 1f5870322c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ - Rayさん» 返信遅くなってごめんなさい。応援有難うございます！ (2020年4月24日 0時) (レス) id: 1f5870322c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃちゃ | 作成日時：2018年12月11日 3時
