決闘………? ページ4
「おい!不遇魔帝のくせに俺の邪魔をするとは何事だ!恥を知れ!」
とあって叫んでくる炎帝のフレイ。
お前だお前………ここまでキレイにブーメランすると逆に気持ちいいね!
「因果応報。君の普段の行いの結果なんだけど、それについてとやかく言われる筋合いは無いよ。」
と、返しておく。
「巫山戯るなよ!俺は数百年ぶりの炎帝だぞ!水帝とは、訳が違うんだよ!」
「あ〜はいはい。御託は良いからさっさと決闘するんでしょ。早くしてくれない?」
「て、てめぇ〜!」
おぉ震えてる震えてる。生まれたての子鹿みたいになってる。
「風帝、ウィン=シルフィの名の元に炎帝フレイ=イフ対水帝マリン=ウィンディとの決闘を始める。互いに正々堂々と戦うように!」
迷惑かけるなぁ…あ、こっち向いた。あ、なんか呑む振りしてる。奢れって事ですね、はい分かりました。
「いくぞ!不遇野郎が!」
と言って、【炎上級魔法サラマンダーブレス】のモーションに入った。ここにいても熱い。50メートルは離れてるぞ?
バシュッ!
と、気の抜けそうな音を立ててサラマンダーブレスの魔方陣は消え去った。レイピアよりはなった、【水妨害魔法エンドウォーター】攻撃力は無い代わりに魔方陣をキャンセルする効果を持つ水である。
「くそっ!ふざけんじゃねぇぞ!!」
うるせぇ…
「はぁ、もう良いよ。」
と言い俺は【水派生雷魔法雷轟】を放った。
これは水魔法の派生、天候魔法のさらに派生である雷魔法である。この魔法は炎魔法を越える威力に風魔法を越える魔法速度を持つ魔法である。
「なっ、お前が雷魔法なんざ、使えるはずないだろ!」
「現にお前に向かってるのは雷魔法なんだよ。」
「う、う、嘘だぁぁぁあ!!」
ピシャーーン!
と言う音共にフレイの
「はい、おわりっと。」
といいながら俺は、未だに驚いているウィンと、アースのところへ向かっていった。
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作者名:鏡花水月の幻想 | 作成日時:2020年4月29日 12時