【ドラクエ8】呪われた姉と聖なる弟 (ページ8)

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part54（挿絵有）ページ8

「重要任務とは？」

「あなたへの伝言ですよ、トロデ王。
サザンビーク国王・クラヴィウス王からの」

「！！
そうであったか……」

アルヴァスが伝えたかったのは
ミーティア姫とサザンビーク王子との結婚の話であろう。

だが、今の彼らにこの話をしても意味はないだろうと察したアルヴァスは
アルゴンキッズへと目線を移した。

「ゴン」

「ナニ？ナニ？」

「サザン湖にいる奴らに
俺の帰りは遅くなると告げてくれ。

ついでにクラヴィウス王への伝言を……
って言いたいところだが、
お前は絶対に忘れるからこの手紙を渡してくれ。」

「リョウカイ！リョウカイ！」

ヒョイと封筒に入った手紙を渡し、
それを渡されたアルゴンキッズはピューンと飛んで行った。

そして、それを見届けると
視線をエイトたちに移し、目を細めた。

「まぁ、そんなわけで、
俺はまだ任務を果たせていない。

プラス、ドルマゲスの野郎の悪事に
身内が被害に遭ったんだ、
このまま戻るわけにはいかねぇな。」

「！アルヴァス…！」

彼の言葉にアルバは嬉しそうに笑った。
アルヴァスもそんなアルバに目を細めて微笑み
彼女の隣に立った。

「ドルマゲスを倒す旅、
俺にも参加させてくれ。
必ず力になろう。」

アルヴァスのまさかの申し出に
エイトたちは驚くも(ククール以外は)嬉しそうに笑ってそれを承諾した。

「これからは姉弟共々よろしく頼む。」

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「さて、エイトよ。
こっちはいつでも出発できるぞ。
次はどこを目指すんじゃ？」

「そういやいいかげん
留守にしていた情報屋のダンナが帰ってきてもいいころだな。

おっさん、とりあえず
もう一度パルミドへ戻ろうぜ。

どこへ向かうにしても
ドルマゲスの野郎の行く先を知らなきゃ
話になんねえだろ？」

そして、ヤンガスの提案に
トロデは渋々という形で承諾し
アルバ、アルヴァスを仲間に加えた一向は
パルミドへと向かった。