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移動する最中、
ふとククールがアルヴァスの手の中に収まっているアルゴンハートに目を向けて呟いた。
「アルゴンハートってのは
ずいぶんとキレイな宝石なんだな。」
「なんだよ、ククール。
お前、宝石に興味あったのか?」
「宝石になんて興味ないね。
1個でも持っとけば、女を口説くときに
役に立つと思っただけさ。
ま、当の女性は
そういうのには興味なさげだが……」
「なるほどね……
まぁ、その人が宝石を持っていたとしても
その宝石は霞むんじゃないか?」
「……お前にそれを言われるとは、思ってもみなかったな……」
アルヴァスとククールがそんなことを話していると、1匹のアルゴリザードが巣穴に入って眠りにつくのが見えた。
「命令だ!エイト。
巣穴からあのアルゴリザードをおびき出せ」
エイトはジョロの実を持って、
アルゴリザードの近くで割ると
アルゴリザードはすぐに飛び起きてジョロの実に食いついた。
「シギャアアッ!」
近付けば案の定、
アルゴリザードに襲いかかられ
エイトたちは武器を構えた。
そして、チャゴスはすぐに逃げ出し
エイトたちでそのアルゴリザードを相手した。
「マヒャド斬り!」
アルヴァスのマヒャド斬りが決まり、
アルゴリザードは倒れ、
アルゴンハートを落とした、のだが…
「これもダメだ。
こんな大きさじゃ、
父上たちはおどろきもしないだろう……。
もっとアルゴリザードがたくさん出てくれば、
それだけ大きいのが手に入る確率も増えるだろうが……
トカゲどもときたら、このぼくに恐れをなして
巣穴から出てきやしない。
強すぎるというのも罪だな。ぶわっはっは!」
チャゴスは気に入らず
アルゴリザードを笑い飛ばしていた。
「ホントにおめでたい性格ね。
この困ったちゃんの王子様とお別れできる日が待ち遠しいわ。」
「しかし、今日は疲れたな……
おい御者。今日の狩りはおしまいにするから
どこか開けた場所に案内しろ。
疲れたから休みにするぞ。」
夕暮れ時となり、
一同、ひとまず山の頂上へと登り野宿することとなった……。
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スート(プロフ) - シュウ&レオンさん» あ、お疲れw 何もしてやれないけど← とりあえずゾーマで遊ぶのやめてやれw (2018年5月10日 22時) (レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
シュウ&レオン(プロフ) - スートさん» リアル忙しかった←うんw (2018年5月10日 22時) (レス) id: 73c2690664 (このIDを非表示/違反報告)
スート(プロフ) - シュウ&レオンさん» なんだか久々な気がする…← (2018年5月10日 22時) (レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
シュウ&レオン(プロフ) - とぉー、大魔王ゾーマで遊んでるアホのレオン(`・ω・´)キリッ (2018年5月10日 21時) (レス) id: 73c2690664 (このIDを非表示/違反報告)
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