検索窓
今日:23 hit、昨日:18 hit、合計:63,063 hit

381話 ページ49

「チケット、ありがとうございました。観光出来るとは思っていなかったので」

「おう。思う存分先輩を頼ってくれていいぞ」

「それで…今回は何かありましたか」



あたりを見渡し、もう一人の後輩を探す。



「灰原くんは?」

「トイレです。灰原に用事ですか?」

「いや、私だけ一足先に東京戻るから、挨拶ついでにもう一回会いに来ただけだよ」



二人はまだしばらくは会えるから、正直今回は別に会わなくてもいいんだけど。



「そうですか」

「あ! Aさーん!!」



そんなこんなで話していたら、後ろから灰原くんが現れた。

私の前に来るなり、両手を握ってぶんぶん振る。
おっおっ。



「水族館すごく楽しかったです!! ほんとにありがとうございました!!」

「よかった」



灰原くんまじでかわいいな。

……生きてたら絶対呪術師続けるだろうなぁ。
正直理子ちゃんより気が重い。


灰原くんの頭を撫でながら、七海にしたのと同じように説明をする。やっぱり耳と尻尾が見える。



「じゃあもう帰るところなんですね!! 空港の安全は僕達に任せてください!!」

「頼りにしてんよ。術式で帰るから飛行機は乗らないんだけどね」

「いつまで撫でるつもりですか。灰原が禿げます」

「おっと」



灰原セコムが発動して手を払われた。
いや、セコムというよりこれはあれだ。



「んじゃ、七海も空港警備よろしくね」



七海の頭も一撫でして、空港を出る。
一瞬口元が緩んだから七海も撫でてほしかったんだろうな。くっ…愛いやつらめ!!!

拳を握って後輩の可愛さに悶えていると、いつの間にか高専の結界内を歩いていた。



「いつ飛んだん…」

「今だよ。周りに人いなくなったからね」

「そっすか…」



全然言ってから飛ぶってことをしてくれないんですね傑くん。わざとだろ。

しかし、高専…全然そんなことないのに、久しぶりな気がする。硝子ちゃん元気かなー。

…いや、まだ時間あるし行けばいいのか。
硝子ちゃんが任務に行くことはレアだからよっぽど高専にいるはず。

気配を探せば大正解、医務室的なところにいるようだ。
誰かの治療中かな?


そうと決まれば行動は早く、自分の足で医務室へ。

382話→←380話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (109 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
182人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

翡翠(プロフ) - と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中さん» ですね😂最初のほう以外の補監はみんなチェンソーマンですw (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» コメント見落としてました!すみません!🙏進みます! (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中(プロフ) - 補助監督チェンソーマン!? (2022年11月10日 17時) (レス) @page19 id: a0d0d4f671 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - うわあ、これからそのまま進んでいく原作は主人公ちゃんにとってつらいだろうなあ、、、がんばれええ! (2022年8月3日 0時) (レス) @page49 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - いーすとさん» ありがとうございます!!嬉しいです、私も読者の皆様を愛しています!!🥰 (2022年8月1日 23時) (レス) id: dbd7e88ded (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:翡翠 | 作成日時:2022年6月15日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。