379話 ページ47
「しくしく…そうなの理子ちゃん…コイツらったら酷いのよ…」
分かりやすく嘘泣きを継続しながら理子ちゃんに抱きついて、未だ慌てている二人を指差す。
「なに！ 貴様ら！ Aになにしたんじゃ！！」
「な、オイA！！！ 違ぇって！！！」
「誤解だよA、君は友達…親友だよ」
「Aに近付くな！！」
理子ちゃんは私を庇うように抱き締め返し、弁解しようと近付く二人から遠ざける。惚れそう。
「理子ちゃん違うんだ、少し誤解があっただけで」
「でもAは泣いてるのじゃ！！」
「だからそれが誤解だっつーんだよ！！」
私の頭上で三人の攻防戦が勃発した。
「愉快だな」
「……楽しんでますよね」
「あ、黒井さんおはよう」
さすがにこの騒ぎで黒井さんも目覚め、私は嘘泣きをやめて挨拶を交わすが、喧嘩中の三人は気付いていない。
「理子ちゃんがここまで私のことを大切に思ってくれてるなんて……」
「理子様は貴方にとても懐いておりますね」
「ガチ泣きしそう」
割り切れ。
最悪のパターンは、過去を変えて未来が変わるだけじゃない。「私が生まれた」って事実が無くなる可能性。
その場合どうなるのかは知らないけど、シャレにならん。死にたくない。こちとら一回死んでんだよ。
「＿＿＿＿で、Aはどうなのじゃ！！」
「え」
突然話を振られて大変困る。
気が付いたら三人とも私を見ていた。
な、なんですか。
「Aは二人か妾、どっちが好きなんじゃ！？」
「ええ？」
なんでそんな話になったんだ。
黒井さんを見ても首を振るだけ。
「そりゃ……」
三人は真剣な顔で私の答えを待つ。
「理子ちゃんだけど…？」
「はぁ！？」
当然、といった顔で答えたら二人が面食らう。
一方の理子ちゃんは満面の笑みでもう一度私を抱き締めた。かわい〜
「こんな可愛い子選ばない奴いる？」
いねえよなぁ！！？
私も理子ちゃんの腰を抱いて持ち上げる。
えっ軽っ
「Aー！！ 妾も大好きじゃ！！」
「うれし〜」
今あんまりいちゃいちゃしてると別れるとき辛くなるんだけど、逆に考えれば今しか触れ合えないよね。
五条と夏油は不服そうで、黒井さんは理子ちゃんが楽しそうにしてて嬉しいのか笑っている。
こんな平和なことある？ ここほんとに呪術廻戦？
嵐の前の的な？？
………いやそうなんだわ。温度差。
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翡翠(プロフ) - と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中さん» ですね😂最初のほう以外の補監はみんなチェンソーマンですｗ (2022年11月10日 19時) (
レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義！さん» コメント見落としてました！すみません！🙏進みます！ (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中(プロフ) - 補助監督チェンソーマン！？ (2022年11月10日 17時) (レス) @page19 id: a0d0d4f671 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義！ - うわあ、これからそのまま進んでいく原作は主人公ちゃんにとってつらいだろうなあ、、、がんばれええ！ (2022年8月3日 0時) (レス) @page49 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - いーすとさん» ありがとうございます！！嬉しいです、私も読者の皆様を愛しています！！🥰 (2022年8月1日 23時) (レス) id: dbd7e88ded (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年6月15日 22時
