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376話 ページ44

十一時に理子ちゃんの賞金が取り下げで…高専に着くのは十五時とかだったかな。

私は十時に別の所に行かなきゃいけないから、夏油に時間を確認しとかないと。

黒井さんと一緒に部屋に戻ると、ベッドでぐっすりな五条と理子ちゃんと、窓際の椅子に座って本を読んでいる夏油。

黒井さんは理子ちゃんの横のベッドに腰掛ける。



「おかえり、A」

「ただいま夏油。今すぐそこを離れろ」

「え? なんで?」



窓から見える夜景を背景に足を組んで読書する夏油傑、美術館レベルで絵になりすぎてて大好きだけど。大好きだけど!!

私が死んでもいいのならそのままにしていろ。



「……まぁいいや夏油、確認したいことがあるんだけど」

「なんで私の膝の上に座ったの?」

「視界に入らないように」

「??」



十時…確認するのは、飛行機の時間?



「えっと……東京に到着するのって何時になる?」

「…二時くらいかな。賞金の取り下げが十一時だから、それまでは沖縄にいたほうがいい」

「空港の見張りと本土から離れてることを考えると、ここが一番安全か…」



本来は結界がある高専が一番安全だ。(甚爾は例外だけど)

ただ、今から取り下げ前に高専に戻るのは道のりが危険すぎるから、取り下げまでは沖縄にいる……となると、私だけ先に帰んなきゃいけないのか。

考え込む私に、後ろから夏油の視線が向いているのが分かる。



「…明日ねぇ、私だけ一足先に東京戻っていい? 十時に用があるんだよね」

「構わないけど、飛行機で帰るのかい?」

「いや? めんどくさいじゃん、自分で帰るよ。
…それより私がいなくて大丈夫そう? っていう質問」



自分じゃなくて、正しくは霊の力を借りるんだけど。



「…うん、この調子ならAがいなくてもなんとかなりそうだし」

「そうかなぁ」

「悟もずっと警戒してるし、私も呪霊に見張らせてる。明日、天元様の結界内に入ってしまえば安心だしね」



その結界を素通りできる透明人間a.k.a.甚爾が来るんだよ。



「…それでも不測の事態は想定しなきゃだめだよ。信頼してないわけじゃないよ?」

「随分弱気だね」

「気のせい」



結果は決まってるのにこんなこと言っても無駄だとはいえ。

手紙の用事が十五時に間に合うのか分からないから、今のうちに言いたいこと言わないと。

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翡翠(プロフ) - と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中さん» ですね😂最初のほう以外の補監はみんなチェンソーマンですw (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» コメント見落としてました!すみません!🙏進みます! (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中(プロフ) - 補助監督チェンソーマン!? (2022年11月10日 17時) (レス) @page19 id: a0d0d4f671 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - うわあ、これからそのまま進んでいく原作は主人公ちゃんにとってつらいだろうなあ、、、がんばれええ! (2022年8月3日 0時) (レス) @page49 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - いーすとさん» ありがとうございます!!嬉しいです、私も読者の皆様を愛しています!!🥰 (2022年8月1日 23時) (レス) id: dbd7e88ded (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年6月15日 22時

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