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367話 ページ35

公衆トイレに近づくほど人が少なくなり、裏手なんてもっと人目につかない。

そんなところから、私を呼び出すように殺気を向けてくるなんて器用というかなんというか。


一体どこの誰が、そして目的はなにか。
全部捕まえて聞いて、その後は煮るなり焼くなりすればいい。



「おぉ、来たか。
…よし、情報と同じだな」



とか、いろいろ考えてたんだけど。

アホだが手練な雑魚呪詛師かと思いきや、そこにいたのは私の知っている顔だった。



「…なにか用?」



と言っても私が一方的に知ってるだけ。

甚爾のお仕事(・・・)の仲介役だとか、闇堕ち夏油の手伝いだとか、結局なんの人だか詳細が明らかになってない謎に包まれた人。

確か…(こん)時雨(しう)さんだったっけ。



「そう警戒するな。何もしねぇよ」

「じゃあなに?」



なんの人かは分からないまでも、その内容から裏の人間だということは確かだ。

警戒するに越したことはないけど、もう殺気は感じられない。本当に呼び出すためだけだったのか。


すっと懐に手を入れるので視線を送るが、出てきたのは銃などではなく一枚の紙。



「これは?」

「オマエさんにお手紙だ」



訝しみながらも受け取って開く。



「“明日の午前10時”…」



その文字とともに地図が印刷してあった。
場所は東京のどこかの建物。



「…これだけ?」

「渡せとだけ言われてる。“渡せば分かる”ともな。全く人使いが荒いこった」

「沖縄まで来といて何を」

「オマエ高専生のくせにどういうわけか全然足取り掴めねぇんだよ。やっと見つけたと思えば沖縄。頭が痛くなるぜ……ま、護衛任務頑張ってくれよ」



時雨さんはグチグチ言いながらも、役目は果たしたと去っていった。


…全く、あの人甚爾との関係で今回のこと全部知ってるからって喋りすぎだろ。


ともかく、私の情報が全部偽造なのは意外と役に立つらしい。呪詛師や時雨さんも高専まではさすがに入れないからな。


しかしこの手紙はどういうことだろう。
筆跡は女性っぽい感じだが、意図がわからない。

こんなの罠だと見切りつけて行かないほうがいいというのに、時雨さんの言い方だと何かまだありそう。


紙を隅々まで見るが、とくになにも書かれていない。



「んー」



なんだろう、分からない。

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翡翠(プロフ) - と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中さん» ですね😂最初のほう以外の補監はみんなチェンソーマンですw (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» コメント見落としてました!すみません!🙏進みます! (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中(プロフ) - 補助監督チェンソーマン!? (2022年11月10日 17時) (レス) @page19 id: a0d0d4f671 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - うわあ、これからそのまま進んでいく原作は主人公ちゃんにとってつらいだろうなあ、、、がんばれええ! (2022年8月3日 0時) (レス) @page49 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - いーすとさん» ありがとうございます!!嬉しいです、私も読者の皆様を愛しています!!🥰 (2022年8月1日 23時) (レス) id: dbd7e88ded (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年6月15日 22時

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