345話 -呪霊の味- ページ12
「授業と任務両立出来ねぇよ〜夜蛾ちゃん……」
「悟が別の任務に行ってるんだ。今空いてるのがオマエしかいない。とはいっても合同任務だから負担は少ないはずだ」
「合同ばっかだね〜」
特級術師で合同ってなかなか無くない?
さっきみたいに特殊なパターンは別として、大抵の場合一人で片がつく。
「合同というより、今回は本人の希望なんだ。ターゲットの呪霊を取り込みたいそうでな……あぁ、言ってなかったが、同行するのは傑だ」
「マジか」
知らない呪術師じゃなくて良かった。
なんなら呪霊って知ってくれてる相手でもある。
こりゃ楽できそうだな。
夏油との合同任務ってことで下がっていたテンションが戻ってくる。基本的にずっと夏油と一緒にいるけど、生きてる夏油との絡みはそう多くないし。
「もうロータリーで補助監督が待機してる。気をつけて行ってこい」
「はーい」
また詳細は補助監督さんが教えてくれるらしいので、軽い足取りで外へ向かう。
空いてるのが私しかいないってことは特級の任務だろうし、夏油は特級呪霊取り込もうとしてるのか。
将来的に百鬼夜行でそれらと戦うことになるけど、まぁ今はそんなこと気にせず協力してあげよう。
さっき歩いた道を戻ると、車のそばに補助監督さんと黒ずくめのサルエルが見えた。
「早いね」
「あぁ、A。よろしく頼むよ」
「任せな」
夏油が二人でややこしいと思ったけど、霊夏油は私が夏油といるときは教祖フォルムでいてくれる。
灰原くんもたまに出てくるけど、あんまり外で話せないことは伝えてあるし。生前灰原くんとももっとお話したいところだ。
「Aさん。今回担当する早川です。立て続けの任務なので姫野先輩が担当する予定でしたが、急用で」
「はい、よろしくお願いしまーす」
今回は、以前アメリカで銃の呪霊を祓ったことに罪悪感を覚える感じの補助監督さんだった。
私達は後部座席に乗り、シートベルトをしめる。
車ずっと乗るのは好きじゃないけど今は自分で移動出来ないからな〜不便。
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翡翠(プロフ) - と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中さん» ですね😂最初のほう以外の補監はみんなチェンソーマンですw (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» コメント見落としてました!すみません!🙏進みます! (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中(プロフ) - 補助監督チェンソーマン!? (2022年11月10日 17時) (レス) @page19 id: a0d0d4f671 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - うわあ、これからそのまま進んでいく原作は主人公ちゃんにとってつらいだろうなあ、、、がんばれええ! (2022年8月3日 0時) (レス) @page49 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - いーすとさん» ありがとうございます!!嬉しいです、私も読者の皆様を愛しています!!🥰 (2022年8月1日 23時) (レス) id: dbd7e88ded (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年6月15日 22時