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332話 ページ49

「今日はありがとう家入さん」



大きな家具も一気に買ったので全て郵送にし、今手元にあるのは服や小物が入った袋だけ。

寮の部屋の前まで家入さんを送り届けて今日のお礼を言う。



「A、今更だけど硝子でいいよ」

「え」



未来に戻ったときに間違えて呼ぶといけないから、同じ呼び方で呼んでたんだけど。

家入さんは一人だけさん付けなことが気になっていたらしい。



「わかった。硝子ちゃんって呼ぶ」

「ん。おやすみ」

「おやすみ〜」



パタンと扉が閉じられた。

女の子には大抵の場合ちゃん付けだから、家入さん……硝子ちゃんも同じ感じで。

じゃあ未来のほうを家入さん、過去のほうを硝子ちゃんって認識にしようかな。それなら間違えない。


さてと、私は部屋に戻って買った物の整理してから寝よう。

誰も聞いてこなかったけど、外に出かけるときは非術師に見える姿でいる。だから今日一日もそうしてたせいでめちゃくちゃ眠いんだ。



「楽しかったですねAさん!」



あくびをしながら廊下を歩いていると、いつにもましてニコニコの灰原くんが出てきた。

私はあんまり友達と楽しくショッピング♡なんてするタイプじゃないけど、灰原くんはそういうイベントが好きなんだろう。イメージ通りすぎる。



「そうね〜私のために服とか選んでくれてる硝子ちゃん、可愛かった」



さながら彼女のようで。
私もどこか彼氏みたいな気分だったのかもしれない。



「それを後ろで見ていた悟と私の顔を見たかい?」

「二人の? 妬ましそうにしてたのは気付いたよ」



硝子ちゃんとデートしたかったのか私とデートしたかったのか、はたまた単純に誰かがイチャイチャしてるのがムカつくだけか。

なんにしろ五条はジトッとした目で私達を見ていた。
夏油もニコニコしながらその裏で何を考えてたか分かったもんじゃない。



「私達のどっちかが好き、とかそういうのは無いけど、自分達を置き去りに楽しんでるのが気に食わなかったんだろうね」

「先輩達は難しい時期なんですね!」



男子高生なんだもんなぁ。
現代の五条夏油なら二人とも方法は違えど割り込んで来たかも。

部屋に入り、荷物を置く。



「よし、片付けて寝るぞ」



もうあくびが止まらない。

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翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» 家入さんが一番イケメンだと思ってます…😂 (2022年6月15日 22時) (レス) id: 3a4365de5c (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - 家入さんがかっこいしゅき (2022年6月12日 20時) (レス) id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - オールキャラかーおもしろくなるだろうなー (2022年6月12日 20時) (レス) @page46 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» 出来るだけオールキャラ出したいので笑 (2022年6月9日 16時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - 主人公ちゃん疲れるよねーそりゃ過去に来ちゃったんだから (2022年6月9日 0時) (レス) @page40 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年5月18日 16時

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