288話 -激重対価- ページ5
とある日の昼下がり。
体術の授業が終わったあと暇を持て余した私は、呪霊のアジトでくつろいでいた。
みんなでワイワイ遊ぼうと思っていたのだが、不運ってのも違うと思うけど領域にいたのは陀艮と羂索だけだった。
羂索はビーチチェアで読書をしていて構ってくれないし、陀艮は海に浮かんで気持ち良さそうに眠っていたので起こせないし。
暇つぶし先が暇だった。
「みんな授業か任務だしこういうときに限って五条いないし真人達と遊びたかったのに珍しくみんな不在だし、陀艮は寝顔が可愛すぎて起こせないし……羂索はどうせ暇なんだろ構ってくれてもいいじゃねぇかよ」
ブツブツ愚痴を垂れながら砂浜に大阪城を作って着物に着替えて茶をたてる。
「…はぁ………A」
アツアツのお茶をすすっていると、溜息をついて本を閉じた羂索がこちらを見ていた。
すごーく不服そうな顔で。
「なぁに」
すると「こっちに来て」と手招きされたので、着替えてから言われた通り羂索の座るビーチチェアに近付く。
深く腰掛けて背もたれに体を預けているから、必然的に上から見下ろす体制になるわけだけど。
「アロハシャツの胸元から覗く胸筋がえっちですね」
「黙ろうか」
どれだけ見ていてもやっぱり似合ってないと思う。
夏油の容姿が和風すぎるせいなのかなんなのか知らない。
可愛いんだけど似合ってない。でも似合ってないところが可愛い。私は推しの全てを肯定するよ。
「Aは…」
「なに？」
「君は、私のことが好きなんだろう？」
「うん」
「早…」
聞いておいて引かないでほしい。
これだけ好き好きアピールしてるのに、今更なんでそんなことを聞くんだ？
と、いうのが顔に出ていたのか、羂索はフン…と鼻を鳴らして体を起こした。
かと思えば腕を引かれ、急に力が掛かった私は羂索にもたれかかるように倒れてしまった。
ふぁっ
「私のことが好きなら…」
「ﾐ°」
耳元で囁かれ、宇宙を背負って耳が妊娠して脳がパンクする(全部乗せ)。
「…例えば契約で君になにかを持ちかけ、対価は私がなんでもすること…と言ったら、どこまでOKしてくれるかな？」
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翡翠(プロフ) - 抹茶は正義！さん» 家入さんが一番イケメンだと思ってます…😂 (2022年6月15日 22時) (
レス) id: 3a4365de5c (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義！ - 家入さんがかっこいしゅき (2022年6月12日 20時) (レス) id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義！ - オールキャラかーおもしろくなるだろうなー (2022年6月12日 20時) (レス) @page46 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義！さん» 出来るだけオールキャラ出したいので笑 (2022年6月9日 16時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義！ - 主人公ちゃん疲れるよねーそりゃ過去に来ちゃったんだから (2022年6月9日 0時) (レス) @page40 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年5月18日 16時
