304話 ページ21
「未来の悟か。気になるね」
「あんまり変わんないよ」
嘘だよめちゃくちゃ変わったよ。アンタのおかげでね。
なんて言えないから、基本的に嘘で塗り固めていこう。
さて五条はどうしようかな。
「夏油、今日の授業は？」
「もう午後だから鍛錬だね」
聞けば、今日は夏油も五条も任務は入ってないそうだ。
じゃあ丁度いいな。
「五条、術式無しで私と戦え。私が負けたら殺していい、勝ったら認めて大人しくしろ」
と言って、拘束を解いた。
息がしにくかったみたいで少しむせる。
「ハッ雑魚が。ボコボコにしてやるよ」
「契約成立だね」
夏油がにっこり笑った。
どうやら一応私の魂胆は分かっているようだ。
今のは呪術の縛りになった。
負けたら私は絶対殺されるし、勝てば五条はもう手出しできない。
破ったほうが被害を被るのが呪術における契約というもの。
五条が簡単に誘いに乗ってくれてよかった。
五条もそれは分かってはいるんだろうが、勝つ気満々らしい。
呪霊だから術式無しじゃ戦えない雑魚だと思ってんだろうな。
そんな奴がこんなこと申し出るかってーの。
「じゃあグラウンドに移動しようか」
「オッケー」
「覚悟しとけよ」
瞬間移動は私しか移動できないので歩いて行く。
自主練なので学生だけ。
家入さんどこ行ったんだと思っていたら、いつの間にか合流していた。
「治療は任せろ。あのクズ思う存分ボコボコにしな」
と背中を叩かれたので、一層気合が入る。
それにしても会ったばかりの呪霊に慣れすぎじゃない？
あぁでも未来も家入さんは初対面アッサリしてたな。
さて、グラウンドに着いて。
「ルールの確認をしようか。術式の使用はなし。悟が勝ったらAを祓う、Aが勝ったら悟はもうAに手出ししない。いいね？」
「いいよ〜」
「さっさとやんぞ」
五条は指をポキポキ鳴らす。
よし、家入さんにも頼まれちゃったから頑張ろっかな。
「では……始め！！！」
夏油の声とともに、五条が初手飛びかかってくる。
拳を避け、ちょっと距離を取る。
うーん、どうしようかな。
「チッ避けんな雑魚！！」
「当たるかい」
何パターンも攻撃されるけど、全部避ける。
やっぱり未来の五条より少し遅い気がする。
まだ成長期だな。
「避けてばっかじゃつまんないぞー」
家入さんのガヤが入った。
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翡翠(プロフ) - 抹茶は正義！さん» 家入さんが一番イケメンだと思ってます…😂 (2022年6月15日 22時) (
レス) id: 3a4365de5c (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義！ - 家入さんがかっこいしゅき (2022年6月12日 20時) (レス) id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義！ - オールキャラかーおもしろくなるだろうなー (2022年6月12日 20時) (レス) @page46 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義！さん» 出来るだけオールキャラ出したいので笑 (2022年6月9日 16時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義！ - 主人公ちゃん疲れるよねーそりゃ過去に来ちゃったんだから (2022年6月9日 0時) (レス) @page40 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年5月18日 16時
