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303話 ページ20

「じゃあしばらく自己紹介でもしてくれ」



そう言って夜蛾先生は教室を出ていった。
問題児の相手しんどそうだね。

自己紹介ね…私は紹介されたしいいでしょ。



「私から」



と言って挙手したのは夏油。



「私は夏油傑。よろしくね」

「夏油ね、よろしく」



正直私には夏油が二人見えてるからややこしい。
霊夏油の方はちょっとブレてるから間違えることはないけど、視界がやかましいね。

お次は家入さん。
煙草が似合う女の子。



「家入硝子、よろしく」

「家入さん、よろしくー」



戻ったときに呼び方間違えたら嫌だから変えないでおく。

で、あと一人。
まだ気絶している。



「彼は五条悟だよ」

「ん、五条ね」



今覚えましたといったふうに、全員の名前を呑み込んだ。



「それで、Aさん」

「Aでいいよ」

「A。未来から来たというのは本当かい?」



夏油に今更さん付けされて笑いそうになった。
猫かぶりすぎだろ。

闇堕ち夏油が後ろにいるから尚更。



「ほんとだよ〜任務押し付けられて。まんまと術式にハマっちまって。結果ここに来てしまった」

「時空を飛ばす呪霊か…興味深いね」

「自分で戻れないの?」



今度は家入さんからの質問。

術式でなんでも出来るって言っても限界がある。
さすがに時間を遡ったり進めたりする能力はない。

もし出来るとすれば、もう一度あの呪霊に会うしかない。



「戻れないな」

「ふーん」



まぁ丁度いい時期だったし、過去編も楽しめるのはちょっと嬉しかったりする。

あ?
てかどうしよう、私がここでなにかしたら未来変わるんじゃね?

それってもしかしてやばいんじゃね?



「…………はっ」



お互い話が無くなったところで、沈黙の中ガバっと飛び起きたのは五条。



「あ!? オマエッ…」



私を見るなり殺気を出すので、私も術式を出して両手両足と口を拘束した。

これで動けないし喋れない。



「ちょっとは状況見てよ」

「……すごいね」



ん? と後ろを見たら、夏油も五条を止めようとしてくれたらしく、術式を発動させていた。蛸の足みたいなのが覗いている。

そして家入さんはいつの間にか教室から出ていた。
危機察知能力がすごい。



「未来でもオマエは頑固だったよ。散々戦った末にようやく開き直ってくれたのに、またやんなきゃいけないの?」



あれはもう思い出したくもないね。

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翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» 家入さんが一番イケメンだと思ってます…😂 (2022年6月15日 22時) (レス) id: 3a4365de5c (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - 家入さんがかっこいしゅき (2022年6月12日 20時) (レス) id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - オールキャラかーおもしろくなるだろうなー (2022年6月12日 20時) (レス) @page46 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» 出来るだけオールキャラ出したいので笑 (2022年6月9日 16時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - 主人公ちゃん疲れるよねーそりゃ過去に来ちゃったんだから (2022年6月9日 0時) (レス) @page40 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年5月18日 16時

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