301話 ページ18
「で、お話聞いてくれる？」
「………………言ってみろ」
長い間を開けて絞り出した。
増援は来なさそうだ。
五条が向かったからもう大丈夫だって思ってるんだろう。
「とりあえず、私はA。2018年から来た」
「2018だと…？」
そこからはかくかくしかじか。
五条に乗ったままこれまでの経緯を説明した。
重要なのは私に敵意がないこと、押し付けられた任務中に術式で飛ばされたこと。
「私が未来から来た証拠は無いけど、どうしよう？」
「…とりあえず、今誰一人死んでない時点で君の無害は理解した。あまり騒ぎにはしたくないが」
「あ、結界なら体いじって入れるよ」
未来でもそうした。
状況からしてさっきの頭痛は結界によるものだろう。
この夜蛾センはあまり広めたくなさそうだから、登録してもらうってのは厳しいかな…
「…では一度着いてきてくれ。ソイツも入れて話し合う」
「助かりますわ。呪力抑えたほうがいい？」
「出来るなら頼む」
倒れた術師の記憶を改ざんし邪魔にならない端に寄せ、よいしょっと五条を担ぎ夜蛾先生に着いていく。
話のわかる人で助かったよ。
これで初対面の旧学長とか出てきたら困ってたな。
とりあえずパッと見では呪霊だと分からないくらいの呪力に抑えた。五条以外には。
「ここだ、呼んだら入ってきてくれ…後、話を合わせてほしい」
「了解。転校生みたい」
教室の扉の前。
中には二人ほどの気配。
どうしてもずり落ちてくるのでたまに五条を担ぎ直して待つ。
「ここは…」
横で夏油が頭を押さえてる。
あれ、ここもしかして…
「私達の教室だね…」
「マジかよ」
じゃあ中にいるのは
夜蛾セン、いきなりさしす揃えてご対面させるとかとんだ試練課すじゃねぇか。
あーやだやだ緊張でお腹壊しそう。
そんな私の慌て様なんて知らず、中から入ってきてくれと声が掛かる。
横開きの扉を開け、一歩踏み入れる。
思った通り、席に座るのは若き家入さんと夏油。
視線が痛い……ていうか五条担いだまんまだ。
そりゃ見られるわ。
「えー…未来から来た特級呪霊のAだ。仲良くするように」
「えっ」
そのまんま紹介された。
話合わせろっつーから臨時講師とか極秘で来たとか言われるかと思ってたのに。
度肝を抜かれた私は数秒固まる。
「すまん…思いつかなかった」
「オイ」
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翡翠(プロフ) - 抹茶は正義！さん» 家入さんが一番イケメンだと思ってます…😂 (2022年6月15日 22時) (
レス) id: 3a4365de5c (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義！ - 家入さんがかっこいしゅき (2022年6月12日 20時) (レス) id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義！ - オールキャラかーおもしろくなるだろうなー (2022年6月12日 20時) (レス) @page46 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義！さん» 出来るだけオールキャラ出したいので笑 (2022年6月9日 16時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義！ - 主人公ちゃん疲れるよねーそりゃ過去に来ちゃったんだから (2022年6月9日 0時) (レス) @page40 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年5月18日 16時
