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300話 -過去逆行- ページ17

え? 高専に入ったら警報が鳴って、警戒した呪術師達に囲まれて?

夜蛾学長の声が聞こえたから振り向いたら学長じゃなくて? 過去だから私のこと知らないし?


なんだ、この状況。


いや、まあ、正直察した。
あの呪霊の術式が、転移ではなく時間を逆行させるものだったと。

それしか考えられない。
神サマはとことん私に原作を追わせたいらしいな。


にしてもこれは酷い。
当然私のことなんて知らないから武器とかめっちゃ向けられて、夜蛾先生も敵意丸出しで怖い顔。



「あ、あ〜…ちょっと待ってくれませんか…?」



わたわたしていると、一人の呪術師が私に発砲した。

それを皮切りに次々襲いかかってくる呪術師達。



「ひぇっ」



夏油を見るけどすんっとしてるので協力は諦め、とりあえず攻撃を避けながら弁解する。



「あの! とりあえず話聞いてくれませんか!!」



それでも止まることのない攻撃。

ウワー!
仕方ない!

話にもならないので夜蛾先生以外の呪術師をカウンターで伸した。



「話聞くだけじゃん!! 頼むって夜蛾セン!!」

「!! 何故俺の名前を…」

「何してんだコイツら。雑ッ魚」



夜蛾先生に割り込んだのは、これまたよく聞く声の男。
というかオマエが原因だよ。オマエが私に任務寄越さなきゃこんなことなってないんだよ。

サングラスを掛け、高専の制服を着た、五条悟。



「なに? コイツ、呪霊じゃん。うわ、呪力キモ」



出会い頭にサングラスをズラして呪力を見られた挙げ句キモいって言われた。ひん……

んなことはどうでもいいんだ。
とりあえず話を聞いてほしいんだよ。



「話を__」



させてくれよ!!!

蹴りを入れてきた五条の足を掴んで引っ張る。
が、当然抜けられるので距離を取る。

まぁ五条から距離を取るってるのが間違いで、無下限の術式で両腕を捻られた。

それだけでは怯まないけど。

自分から五条の方に向かい、身長くらい飛んで正面から飛びかかる。

五条は勢いで後ろに倒れ、私はすぐ治した腕で五条の頭を押さえつける。



「腕潰したくらいで勝てると思うなよ」

「テメェ…ッッ」



まだ未熟っぽい五条。
現代より簡単に勝つことができた。

キレてやかましいので頭を掴んだまま地面に叩きつけて気絶させた。

改めて夜蛾先生のほうを見ると、呆然としている。
五条が負けてびっくりしてんのかな。コイツもっと強くなるから期待しててほしい。

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翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» 家入さんが一番イケメンだと思ってます…😂 (2022年6月15日 22時) (レス) id: 3a4365de5c (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - 家入さんがかっこいしゅき (2022年6月12日 20時) (レス) id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - オールキャラかーおもしろくなるだろうなー (2022年6月12日 20時) (レス) @page46 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» 出来るだけオールキャラ出したいので笑 (2022年6月9日 16時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - 主人公ちゃん疲れるよねーそりゃ過去に来ちゃったんだから (2022年6月9日 0時) (レス) @page40 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年5月18日 16時

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