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295話 ページ12

「兄者ぁ、コイツ呪霊の奴らと一緒にいたぞぉ?」



血塗の言葉に脹相が眉をひそめる。
更に警戒が強まった気がする。

私が会ったのは血塗だけで、二人は初対面。
血塗は起き抜けの一瞬だけなのに顔を覚えていてくれたのか。ありがとう(?)



「呪霊が私達に何の用ですか?」

「用? ないよ、特に」



死ぬ前に会いたいなってぼやいてただけです、ごめんなさい。まさか本人達に聞かれるなんて全く思ってなかったです。

逆に近く通ってよく三人に気付かなかったなとまで思う。
今見たら別に呪力隠してるわけでも気配消してるわけでもないのに。



「おつかいだよね。頑張って」

「…それは今から決めることだ」



ああ、アイツら信用出来るんか? の話より前か、今。

なにはともあれ血塗と壊相に会えたんだ。
恵に呼び出されなければ受肉後少しくらい会話出来ただろうけど、無視できないからな。


路地の奥に去る三人を見送り、ハッとする。


いやいやいや、のんびり話してる場合じゃない。
早く津美紀さんのところに行かないと。



「……まあ、大丈夫なんだけどね」



津美紀さんは死なないって分かってるけど、頼まれてOKしたからには行かなきゃいけない。



__というわけで突然だが新必殺。




「“妖術”……」



両手指を組み、パンッと閉じる。
これは五条リスペクト。



「“()ノ番”」



津美紀さんのいる場所を頭の中で想像する。



「___“他人任せ”」



ひゅ、と一瞬の風音がして、視界に映る景色が変わった。
誰もいない病室と、ベッドに横たわる津美紀さん。


おお、成功〜!!
便利便利。これで私も瞬間移動可能になったよ。

原理はというと………



「まるで自分の必殺技のように言わないでくれるかい?」

「いやぁ、感謝してもしきれないね夏油サン」



夏油の霊は私に憑いてるけど、いたりいなかったりする。
聞いてみれば、適当なところに飛べるのでフラフラしているのだとか。

霊と干渉できるのは私だけ。
そう、霊は私に干渉できるのだ。

つまり夏油に頼めば私と一緒に瞬間移動が可能なのである!


でも夏油によると、瞬間移動は一度自分の体を微粒子レベルに分解し、移動先にそれが再構築されるというものらしい。

察しのいい人なら分かると思うが、そんなもの人間がしたら死んでしまう。
呪霊の私だから可能なのだ。



「必殺私限定夏油任せ瞬間移動だよ」

「本当に私任せだね」

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翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» 家入さんが一番イケメンだと思ってます…😂 (2022年6月15日 22時) (レス) id: 3a4365de5c (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - 家入さんがかっこいしゅき (2022年6月12日 20時) (レス) id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - オールキャラかーおもしろくなるだろうなー (2022年6月12日 20時) (レス) @page46 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» 出来るだけオールキャラ出したいので笑 (2022年6月9日 16時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - 主人公ちゃん疲れるよねーそりゃ過去に来ちゃったんだから (2022年6月9日 0時) (レス) @page40 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年5月18日 16時

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