149話 -弁護士- ページ10
いい天気。
と、言いたかった。
「生憎の曇りですな」
たまには外食でもしようかなと思い立ったが吉日、お昼ごろに外へ出たのだが。
朝はあんなに晴れていたのにどうしてこうなった。
「でも私は天気ごときにゃ止められねぇぞ」
行くっつったら行くんだ。
といってもどこへ行くかは決めてない。
高専を離れて適当に街を歩いて、目に入った店に入ろう。たまにはそういうのもいい。
金は五条に貰った。
無銭飲食なんてしないよ。
ふらりふらりと一人で歩く。
辺りを見渡して、いい感じの飲食店がないか探しながら。
ひと雨来そうな感じだが、平日の昼間で人間は多い。みんなお昼どきで食事に出てるのかな。
_ふと、ひとつの路地が目に入る。
「私はコ〇ンでも金〇一でもねぇんだよな」
言葉足らず。
一人の男性が、複数の不良少年に囲まれている現場だ。
私が巻き込まれ体質なのか、単にそういうのを見つけやすいだけなのか。
気付いたときには割って入っていた。
あーあ。お腹空いたなぁ。
「じゃんけん大会をする! 私が鬼やるから君達は土俵から出たり手を使ったら追放ね!」
不良少年たちは突然割り込んできた私に驚いているようだ。
無理もない。
190cmの体躯は利用します。
「冗談はさておき、カツアゲでもしてたかな? 弱そうな一般人見つけて集団で脅して、楽しかった?」
「な、なんだテメェは! 関係ねぇだろ!」
不良少年は五人。全員、当たり前だが私より小さい。
被害者男性も同じくらいだ。
カツアゲされてたにしては落ち着いてるけど。
「私の友達がね、弱いやつほどよく群れるって言ってたよ。どうやらその通りみたいだ」
「…っこの!!」
パシッと、振り上げられた腕を掴む。
「オマエらじゃ無理だよ」
不良と言えどパンピーだもの。
分かったら諦めて帰れと言おうとした…
のだが……カツアゲされていた男の人が少し前に出た。
なに?
「刑法第249条、第1項」
「ああ!?」
「人を恐喝して財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する…君達がしていた行為は恐喝罪だ」
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翡翠(プロフ) - ぽんちょ。さん» コメントありがとうございますm(_ _)mそうです!!まんまその二人をイメージしていただければと思います!w (2022年4月8日 1時) (レス) @page50 id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちょ。(プロフ) - 空と蛍ってまさか原神ですか?www(全然違ったらごめんなさい!) (2022年4月7日 15時) (レス) @page21 id: e374329c1d (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 向月葵さん» コメントありがとうございますm(_ _)m誰かに伝わればいいなと思いながらネタを混ぜているので嬉しいです!w (2022年3月21日 23時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
向月葵(プロフ) - ストーリーの構成とか、原作との混ぜ方とかが全く違和感なくていつも楽しく読ませていただいてます。七不思議2番は少し笑っちゃいましたw (2022年3月20日 23時) (レス) @page40 id: b81c3ee352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年3月3日 21時